本記事では『理系サラリーマン大家が伝授する 不動産投資で不労所得1000万円を得る方法』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、中古マンション住人のクレームの数々を見ていきます。

修繕費は入居者との折半が「落としどころ」だが…

中古物件で起こる、様々な設備トラブルを紹介する。

 

【1】トイレ・キッチン排水詰まり

 

一番頻度が高く、難易度が比較的低いのが排水詰まりトラブルだ。

 

高圧洗浄などを定期的に実施していれば、頻度は少ないのかもしれないが、都度対応だと、一回当たり約1万円、高圧洗浄となれば、3~4万円かかる。入居者の過失で発生した場合は、全額入居者負担だが、それを実証することは困難なので、大体、入居者と折半が程よい落としどころだ。

 

入居者にもよりけりだが、強烈なインパクトを持った入居者もいるので要注意だ。

 

私の実体験を紹介したい。この入居者は、実はこのマンションの新築時のオーナーだ。多少の知識があるため、かなりの厄介ものだった。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

排水のつまりとは話がズレるが、この入居者は、私が物件取得後に、どこの管理会社を使うのかなど、根掘り葉掘り情報を取りたがっていた。基本的には自主管理で十分だと思っているので、管理会社は使わないと答えたが、この入居者の狙いは、「自分たちが掃除をするからその分の家賃を減額してほしい」ということだった。管理会社よりも安い価格で、その入居者が管理しますよ、という交渉だ。

 

遠方のオーナーであれば、なかなか良い交渉条件かもしれない。しかし、残念ながら私は経費を節約するために自主管理前提で物件を購入していて、この物件は車で10分の近所だ。丁重にお断りした。

 

しかし、何度か食い下がられて、「物件の管理レベルが下がる」だのヤイノヤイノ言われた。やんわり交わしたが、「お前が掃除をすれば管理レベルが上がるのか?」「物件の経営方針はお前の決めることじゃない! オーナーの俺が決めることだ!」と、腸が煮えくり返っていた。

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    溝口 晴康

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