本記事では『理系サラリーマン大家が伝授する 不動産投資で不労所得1000万円を得る方法』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、中古マンション住人のクレームの数々を見ていきます。

排水溝に砂利が…「非を認めない入居者」に閉口

この入居者が、私が物件購入後、1か月も経たないうちにキッチンの水が詰まって流れが悪いと言いはじめた。何だか色々ウルサイので、ひとまず最小限の作業を業者に依頼して、水が流れるようにして費用は私が支払うことにした。

 

それから2か月後も経たないうちに、また排水が詰まったと連絡がきた。こんな頻度でやられちゃたまったもんじゃない。業者に対しては「原因をはっきりさせるように」若干厳しい要求をした。

 

●設備的に排水能力が不足しているのではないか…。

●単に何かがこびりついているだけなのか…こびりついているならば、何なのか。

 

設備的な面は、結局はすぐにはよく分からないため、高圧洗浄を実施して、何が詰まっていたのかを、確認するように業者に指示をした。

 

結果…。

 

「砂利が詰まってました」とのこと。現場を見ていないが、この報告に茫然とした。

 

入居者には費用負担について、「過失があれば入居者負担」「設備面での問題ならばオーナー負担」という大原則を伝えたあと砂利が詰まっていたことを報告。

 

私が期待していた答えは、

 

入居者「砂利が詰まっているなんて、私たちの使い方が悪かったんですかねぇ。…すみません。費用は私たちが負担になるんですかね…」ぐらいのことは言ってくれて、

「折半で良いですよ」

 

という落としどころを考えていたら、実際は、

 

入居者「砂利? 全く心当たりはないが、建設当時のものじゃないの!?」=(自分たちの負担ではないと言いたい)

「…」

 

自分の非を全く認めない強烈な入居者だった。築20年の物件で、建築当時の砂利が残ってるなんて、普通考えないだろ。

 

排水詰まりのトラブルは原因が分からないことがほとんどなので、入居者と折半が程よい落としどころだと思うが、このような入居者もいるのでケースバイケースで対応するしかない。簡易的なものならば、保険でカバーできるケースもあるので、しっかり入居者の保険にも気を配っておけ!

次ページコンロ交換より、フライパンを新しくすることを提案
理系サラリーマン大家が伝授する  不動産投資で不労所得1000万円を得る方法

理系サラリーマン大家が伝授する 不動産投資で不労所得1000万円を得る方法

溝口 晴康

幻冬舎メディアコンサルティング

いまや大ブームとなった不動産投資。しかし初心者であれば、どんな物件を買うべきか、資金をどのように調達するのか、購入後はなにをすればよいのかなど、わからないことだらけ。しかし著者は、そこで、自ら不動産投資にチャレ…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧