特徴:「子どものため」という大義名分のもと、あらゆることに干渉する。子どもの人生と自分の人生は別ものだと いうことが想像できない。
Why? なぜ怒る:自分の人生に満足しておらず不満が溜まっているので、そのうっぷんを、子どもを使って晴らそうとしている(本人は子のためと思っている)。
子どもの人生に自分の人生の2周目を投影させている
多くの親はわが子のことになると冷静ではいられなくなるものですが、子どもの人生に介入しすぎるのは困りもの。人生に満足していない自分の姿を子どもに投影して「同じ失敗をさせたくない」と、子どもの人生に大きく介入しようとします。
「子どもには自分よりいい人生を歩んでほしい」という気持ちはどんな親にもありますが「xx大学に行って、職業はxxで」となると、それはもはや親のエゴ。これが行き過ぎると、「子どもが言う通りにしない」という不満から度を越した「しつけ」となり、最悪の場合、 児童虐待に発展することにもなりかねません。
たとえ親でも、子どもの未来を自分の思い通りにする権利はありません。そもそも、親の選択が絶対の正解と言えるでしょうか。変化の激しい今の時代に、かつてのような、よい大学を卒業して一流企業に就職すれば一生安泰というロードマップを描くことはできません。
もし、子どもの人生に口出ししたくなっても、そこは「この子は自分で道を決められるし、たとえ失敗しても自分で乗り越えられる」と子どもを信じることです。親がいなくても生きていける子どもを育てることが、親の務めなのですから。