「あなたのために言っている!」を言い訳に怒るときの対処法

職場で、家庭で、街で……。あなたのまわりになぜかいつもイライラしている人はいませんか? また、あなた自身も気分や体調、ストレスにより怒りが抑えられないという場面もきっとあるはず。「一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事」を務める安藤 俊介氏が現代人のイライラに対処するテクニックを紹介します。本連載は、安藤氏の著書『あなたのまわりの怒っている人図鑑』(飛鳥新社)から一部を抜粋した原稿です。

 

あなたには失敗してほしくないの

 

特徴:「子どものため」という大義名分のもと、あらゆることに干渉する。子どもの人生と自分の人生は別ものだと いうことが想像できない。

 

Why? なぜ怒る:自分の人生に満足しておらず不満が溜まっているので、そのうっぷんを、子どもを使って晴らそうとしている(本人は子のためと思っている)。

子どもの人生に自分の人生の2周目を投影させている

多くの親はわが子のことになると冷静ではいられなくなるものですが、子どもの人生に介入しすぎるのは困りもの。人生に満足していない自分の姿を子どもに投影して「同じ失敗をさせたくない」と、子どもの人生に大きく介入しようとします。

 

「子どもには自分よりいい人生を歩んでほしい」という気持ちはどんな親にもありますが「xx大学に行って、職業はxxで」となると、それはもはや親のエゴ。これが行き過ぎると、「子どもが言う通りにしない」という不満から度を越した「しつけ」となり、最悪の場合、 児童虐待に発展することにもなりかねません。

 

たとえ親でも、子どもの未来を自分の思い通りにする権利はありません。そもそも、親の選択が絶対の正解と言えるでしょうか。変化の激しい今の時代に、かつてのような、よい大学を卒業して一流企業に就職すれば一生安泰というロードマップを描くことはできません。

 

(画像はイメージです/PIXTA)
(画像はイメージです/PIXTA)

 

もし、子どもの人生に口出ししたくなっても、そこは「この子は自分で道を決められるし、たとえ失敗しても自分で乗り越えられる」と子どもを信じることです。親がいなくても生きていける子どもを育てることが、親の務めなのですから。

 

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事 

怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。アンガーマネジメントの理論、技術をアメリカから導入し日本の考え方、慣習、文化に合うようにローカライズし、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどを行なっている。ナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人として、ただ一人選ばれている。主な著書に『アンガーマネジメント入門』(朝日新聞出版)、『[図解] アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『アンガーマネジメント実践講座』(PHP研究所)などがある。著作は中国、台湾、韓国、タイ、ベトナムでも翻訳され累計57万部を超える。

著者紹介

連載小さなことに腹が立つ…そんなあなたへ「アンガーマネジメント」のすすめ

あなたのまわりの怒っている人図鑑

あなたのまわりの怒っている人図鑑

安藤 俊介

飛鳥新社

コロナ疲れで「怒っている人」急増中! 日本で一番「怒り」に詳しい専門家が、「怒り」に巻き込まれない、巻き込まないためのテクニックを伝授! 自粛警察、ネットいじめ、あおり運転、電車内暴力、モンスタークレーマー…あな…

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