日本人は「家」に殺される!? 本記事は、健康住宅について衝撃の真実を暴いた杉山義博氏の著書『“健康住宅”のウソ・ホント』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

熱中症で亡くなった人のうち46.9%は住宅で死亡

近年は猛暑日が多く、熱中症の発生率が増加しています。熱中症で亡くなった人のうち46.9%は住宅で死亡しており、特に高齢者は室内での暑さを感じにくくなるため、気がついた時には危険な状態で病院に搬送されることが多いのです。高気密・高断熱住宅だからと油断していると、取り返しのつかない事態に陥ってしまうかもしれません。基本的に高気密・高断熱の家は夏、室温が高い傾向にあるので対策が必要です。

 

ヒートショックも熱中症も、実際に住み始めてみないと体への影響が分からないことが多い大切な問題です。

 

高気密・高断熱の快適な家を建てたつもりで住み始めたものの、ハウスメーカーや工務店の家づくりの不備や、説明不足により使い方を誤った時には命を奪うような事故や病気につながってしまうことは、決してあってはなりません。特に換気不足は熱中症の原因になりやすいのです。

“健康住宅"のウソ・ホント

“健康住宅"のウソ・ホント

杉山 義博

幻冬舎メディアコンサルティング

ハウスダストによるアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、ヒートショックによる心筋梗塞や脳梗塞など、住まいが私たちに与える健康被害が大きな問題となっている。住宅メーカーは競って「健康住宅」を称して家づくりを提案をし…

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