寿命を削ってまで利益を出すことに、何の意味もない
結果を求めるがあまり、一日中投資のことを考えてしまうのもよくありません。これは儲かる儲からない以前に、健康にも良くありません。心身に悪影響を及ぼします。相場が下落した局面で損が出てしまったら心配でたまらなくなったり、経済危機のようなネガティブな出来事が起こると夜も眠れなくなったりしてしまうような人は、絶対に株をやらないほうがいいでしょう。寿命を削ってまで利益を出すことに、何の意味もないのですから。
■結果が出ないときは意識の見直しを
投資で儲けを出したいのなら、以上のような失敗する人の特徴の、逆の意識を持ってのぞめばいいわけです。
すなわち、投資スタイルを確立し常日頃から決断力を持って取引することが一つ。そして、目先の出来事に流され過ぎず、情報収集に余念がなく、客観的な視点で比較分析をして投資先を絞っていくことを徹底すること。
最後に出資をしたあとは、すぐに結果を求めず、中長期的な目線で実りの時期を待つことです。投資でうまく結果が出せていないのだとしたら、これらの意識のどれかが足りていないからかもしれません。定期的に振り返ってみるといいでしょう。
次回は明日(7/28)配信。
※本記事は書籍『株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座』を抜粋したものです。
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原田 茂行
IFA/自由が丘財産コンサルタンツ合同事務所代表/一般社団法人シニアウェルスライフ協会代表理事