車じゃないよ!投資で重要な「F1層」の意味
■トレンドに先乗りする唯一の方法~周りの意見に耳を傾けよう
「F1層」という言葉を耳にしたことがあると思います。「F」は「Female」つまり「女性」、その後の「1」は「20歳から34歳」を意味しています。F1層は「20歳から34歳の女性」ということです。ちなみに男性なら「M」、「2」は「35歳から49歳」。「M3」なら「50歳以上の男性」になります。
本題ですが、このような区分のなかで、F1層は市場で特に注目されています。その理由は、20歳から34歳の女性の消費行動にあります。美容やスキルアップなど自分自身にお金をかける額の割合がほかの世代に比べて高く、トレンドにも敏感なため、マーケティングにおいて重要なターゲット層となることが多いのです。
投資的な目線でいえば、F1層が注目する商品やサービスを展開している企業に注目することが重要ということになります。特にインターネット系のサービスがトレンドで、上場時には大きな注目を浴びますし、株価も高い水準を維持する傾向にあります。
F1層を中心に、男性も含めてテレビを観ない層が拡大しています。動画配信サイトの最大手YouTubeや、ショートビデオのプラットフォームを展開するTikTokなどを、スマホで視聴する人が年々増えてきました。家にテレビがない世帯も増加傾向にあり、広告マーケティングはテレビからインターネットメディアへと重点がシフトしています。
投資で有望株を見つけたいなら、これらトレンドをいち早くキャッチするべきです。しかしM3層である私が、自分の持っている感覚だけで、トレンドの最先端を発掘しようとしても、なかなか掘り当てることはできません。