投資で「失敗する人」には共通点がある
① 投資スタイルと決断力がない人
私がこれまで実際に見聞きしてきた、投資で失敗を経験している投資家の共通点をまとめて紹介しましょう。まず、多くの結果を出せていない投資家に共通しているのが、「投資スタイルがない」という特徴です。
自分のスタイルを持って投資にのぞまないと、気持ちが揺れやすく、優柔不断になりがちです。こういうタイプの人は、下がっていく株価をただ指をくわえて見ているだけで損失を膨らませる一方だったり、逆にちょっと下がっただけで不安になり売ってしまったりして、いつまで経っても結果が出せないのです。
安値感のある銘柄を買い、購入時から○%以上高くなったら売る。実際に商品やサービスを使ってみていいと感じた銘柄を買う。信頼している専門家のレポートを参考に買う。私はあまり推奨しませんが、株価チャートの動きが導き出す法則に従って取引する。このような一つの投資スタイルを貫いて投資にのぞむべきです。
「このスタイルは全然儲からないから、違うスタイルに切り替えよう」といったように、ころころスタイルを変えていては、経験を積むことができず、投資力を鍛えることはできません。失敗するために投資をしているようなものです。
私の投資スタイルは、いつも中長期の目線で相場や株を見ることです。
「3年後には世界がどうなっているのか」
「5年後10年後に世間の注目を浴びるのはどんな分野か」
「この会社は数年後、どれだけの実績を残すことができるのか」
こういったことを常に考えながら投資にのぞんでいます。