前回は、美容院を活用した不動産の広告戦略を取り上げました。今回は、ウェブサイトやブログを活用して不動産会社の認知度を上げる広告戦略を見ていきます。

年配者も意外とスマホやパソコンを使っている

今後、力を入れていきたいのがウェブサイトとブログです。現在も会社のウェブサイトはありますが、何より物件の検索はスマートフォンとパソコンが優先されます。ご年配の方はインターネットが苦手といわれていますが、見ると結構スマートフォンを使っていたり、自宅のパソコンを使って情報検索をしていたりするようです。インターネットは若い人たちだけのものでもなくなっています。とはいえ、比率でいうと、圧倒的に若い人が多いことは事実です。

 

チラシや配布物には会社のURLが書いてありますから、そちらからウェブサイトを見ていただければ私たちの会社概要から現在お勧めの物件情報、各種サービスなどを紹介しています。

 

ウェブサイトのデザインについては、基本的に私が全体のプロデュースを行い、ウェブサイトづくりに詳しい社員に形を整えてもらって制作しています。ちなみにウェブサイトの制作者にはきちんと制作手当を出して作業してもらっています。

情報は新しく、デザインはわかりやすく

情報もなるべく最新情報が手に入るよう、頻繁に更新しています。ウェブで検索する人は基本的に上京したり、引っ越したりする若い人が多いですから、賃貸物件を中心として常に新規物件を掲載しています。デザインも、なるべくわかりやすく煩雑にならないようなつくりにしているつもりです。

 

2017年まで「社長のブログ」という名称で、社長が近所の新規サービスやおいしいお店、イベントなどの話題を中心にブログを更新していたのですが、おいしいお店などはもうほぼ一回りしてしまったりして、最近はちょっと物件ネタが中心となっていました。そこで、もう少し情報を整理して、18年1月から、「スタッフブログ『大井町と大森、ちょい散歩♪』」という名称で、スタッフが交代でブログを更新する形に変更しました。

 

また、ズラズラと情報が羅列していたのを改めて大カテゴリーを大井町と大森にし、それぞれに「グルメ情報」「ショッピング情報」などカテゴリーをぶら下げる形に変更しました。

 

そのほか、スタッフ日記やお知らせなども別項目として立て、全体的にスッキリさせました。ほかに、たとえばオーナーさんが運営している生花教室があるのですが、生花指導がないときにそのスペースをヨガ教室などに貸し出しています。こうした教室の紹介や、商店街のお店など、関連サイトもリンクさせています。

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

徳島 雅治

幻冬舎メディアコンサルティング

株式会社帝国データバンクの調べによると、2016年度の不動産代理・仲介業者の倒産は93件で前年度の75件を24.0%上回り、3年ぶりの増加となった。負債額別では負債5000万円未満の小規模倒産が68件を数え、全体の7割を超えている…

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