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不動産広告の効果を高める手法・・・「美容院」の活用事例

前回は、効果的な「不動産チラシ」を作るための3つのポイントを取り上げました。今回は、美容院を活用した不動産の広告戦略を見ていきます。

チラシへの注目度を上げる「地元の商店の割引券」

チラシに関して述べれば、すべてのチラシというわけではないものの、地元の商店で使える割引券をつけることがあります。

 

一種の金券のようなものですから、チラシへの注目度が高まり、またしばらく取っておいてもらえるため、本来の不動産関連の広告を眺める機会が増えるのです。しかも地元の商店なので、このチラシに掲載することによってそのお店にお客様が行くようであれば、それは両者にとってウィン・ウィンの関係になります。

 

割引券をつけるのは、日常生活に役に立つようなお店を選んでいます。意外なところでは米屋さんなどは、「何で小出さんのところでお米が?」という驚きがあったという話も聞いています。チラシにあるお店の3%割引券をつけた場合、その3%分の料金は、私たちが支払います。

「美容院トーク」による情報拡散力は侮れない

こうしたチラシの割引券のなかで、特に効果的なお店が美容院です。

 

美容院は絶対に地元に一軒はあって移転することがなく、一定数のお得意様が見込めます。髪は絶対伸びますから、閉店するなどよっぽどの事情がないかぎり、お得意様が途切れることはありません。

 

美容院は施術時間が長いので、美容師の方々はカットやパーマの最中にお客様とよく話をします。そのためトークが上手な方々が多いのです。

 

この「美容院トーク」が、実はとても重要です。いろいろな話題がでますし、相手がお得意様ともなれば話はつきません。「あそこのお店がなくなるらしい」「今度近くにスーパーができるって」というふうに、所属する商店会や知っている情報を、施術中のネタとして話します。また、相手もなじみ客ですから、自分の知っている情報を美容師に話すということもあり、それがまた別のお客様に伝わるというのが当たり前のように行われています。つまり美容師こそ地元の超事情通であり、美容院は情報のたまり場なのです。

 

しかも顧客の多くは女性です。「女性は噂話好き」などともいわれますが、それよりも結婚している場合、家庭の主導権を握っているのはたいてい奥様のほうです。地元出身ならば特に、自分の親と同居して二世帯住宅を建てないかとか、賃貸も長いからそろそろ家を買わないか、といったことを言い出したり、夫の意見に決定権を持っていたりするのは奥様でしょう。少なくともかなりの影響力は夫より奥様のほうにあります。子供がいれば学校などの付き合いで、ほかの家庭の奥様と親しくなるはずですから、どこかで会って立ち話ということもありがちで、口コミが広がりやすいのです。

 

こうした奥様方に情報を伝えるトーク力を美容師は持っていますから、私たちの宣伝活動の対象として、美容院は絶対に外せません。地域担当者は必ず美容院に定期的に顔を出しますし、チラシにも美容院の割引券を付けることが多くあります。

 

トークの最中にお客様から引っ越しや家を買う話が出たら、小出不動産を紹介してもらえるよう、特に力を入れて営業活動をしています。

株式会社小出不動産 執行役員

バブル隆盛期に不動産業界に入り、数多くの販売実績を上げた後、その経験を生かして企業の経営再建・承継コンサルタントに転身。数多くの企業や商店街の再建に取り組む。机上のアイデア提案に留まらず、その企業に自ら飛び込んで経営を主導し、内部から再建を図る行動派コンサルティングが持ち味。その実績を携えて2014年に小出不動産に入社。従来の不動産仲介業の常識を覆す経営戦略と営業活動を導入し、新しい「地域密着」型不動産仲介業を展開中。

著者紹介

連載町の不動産屋を成功させる「超密着経営」の極意~広告戦略編

 

 

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

徳島 雅治

幻冬舎メディアコンサルティング

株式会社帝国データバンクの調べによると、2016年度の不動産代理・仲介業者の倒産は93件で前年度の75件を24.0%上回り、3年ぶりの増加となった。負債額別では負債5000万円未満の小規模倒産が68件を数え、全体の7割を超えている…

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