前回は、資本的支出で耐用年数が変わることを説明しました。今回は、課税の繰延の点で新車より中古車のほうが有利な理由について見ていきます。
新車と中古車の減価償却費を具体的に計算すると・・・
社用車としては4年落ちの中古車が節税になると巷間よくいわれています。なぜ新車ではなく4年落ちの中古車なのでしょうか? それは、課税の繰延の点で中古車のほうが有利だからです。新車と中古車の耐用年数を比較してみましょう。
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杉本俊伸税理士事務所
所長・税理士
1967年宮城県生まれ。中央大学法学部を卒業後、国税庁入庁。大曲税務署長、関東信越国税局調査査察部国際調査課長、ハーバード大学ロースクール、財務省主計局主計官補佐、国税庁資産課税課課長補佐、税務大学校研究部主任教授兼国税庁国際業務課、東京国税局調査第三部長等を経て、2013年12月退官。2001年米国公認会計士資格合格。東京国税局の調査部長として大企業の税務調査を指揮したほか、国税庁では全国国税局の資産課税事務の指導監督などを経験。現在は相続・事業承継、税務調査対策、国際税務に関するコンサルティングに取り組んでいる。
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連載元・東京国税局部長が明かす、スゴい「減価償却」