ドライアイを疑ったら、まず現状の把握を
ドライアイと言われた。言われてはいないけれどもなんだか最近目が乾く。そんなときに自分がどの程度わるいのかというのは知りたいものです。どの程度わるいかをわかっておけば、今後の治療の中でどのくらいよくなってきているのかを感じることができます。
さて、あなたのドライアイは今どの程度でしょうか? 自己チェックの方法を二つご紹介します。一つは「まばたき我慢チェック」です。もう一つは「チェックリスト」によるチェックです。どちらもあなたのドライアイがよくなれば数値がよくなってきますので、参考になるでしょう。1カ月くらいたったらどの程度よくなったかを確認してみましょう。
ドライアイの程度がわかる「まばたき我慢チェック」
まばたきをどれくらい長く我慢できるかでドライアイの程度を見ます。これであなたがどれくらいのドライアイなのかがわかります。
1.まずは鏡に向かってください。小さい鏡でも洗面台の鏡でもなんでもけっこうです。
2.次に鏡に向かって目を大きく見開いてみてください。
3.その状態で何秒我慢できるか数えてみましょう。
数えるのに集中するとまばたきしてしまうかもしれません。難しい場合はストップウォッチを使うか、秒単位で計れる時計を使って何秒我慢できたかを確認しましょう。
10秒未満は赤信号(ドライアイが強い状態です)
30秒未満が黄信号(ドライアイの疑いです)
30秒以上が青信号(合格です) です。
さて、なぜまばたきの我慢でドライアイの程度がわかるのでしょうか?
ドライアイの人は目が乾くためにまばたきを我慢するのが難しいのです。まばたきをしなくていいということは、目が簡単には乾かないということです。目が乾きやすい人は目を開けているのがつらくなって、ついつい目をつぶりたくなってしまうのです。