会計士から「銀行の評価をよくする意味」を尋ねられ…
銀行融資の条件を良くするには、
銀行の格付け(スコアリング)を上げなさい。
そのために、決算書を磨きなさい。
と、言い続けております。
すると、
財務のセミナーに参加した方より、連絡がありました。
「うちの会計士が、
“銀行の評価をよくして、何か得るものがあるんですか?”
って言ってました。」
もちろん、
金利や条件などの交渉を有利に導くものであることを、
その会計事務所の担当者に伝えたそうです。
個人保証や担保、手数料の減免措置についても、
お話ししたそうです。
するとその担当者から、
「そんな交渉があるんですね。」
という返事が返ってきたそうです。
銀行が決算所の何を見ているのか、会計士は知らない
つまり、その会計事務所の方は、
銀行交渉というものがあることさえ知らなかった、
ということです。
まったく頭になかったのです。
多くの会計事務所でも、おそらく同じ状況でしょう。
決算書の何を見ているのか、どの利益を見ているのか、
さえ、ほとんどの会計士・税理士が、知らないのです。
その事務所の担当者レベルなら、なおさらです。
そのような方々に、決算書の作成をお願いしているのです。
まかせっぱなしで、
銀行交渉に強い決算書に、なるはずがありません。
そのような方々は、
法人税がいくらになるのか、を計算しているに過ぎないのです。
結局は、
銀行交渉に強い決算書にするにはどうすればいいかを、
経営者が学び、会計事務所の担当者を、レクチャーしてゆく、
くらいでないといけないのです。