生前の相続税対策・・・キャッシュを使って財産を圧縮する方法

生前の相続税対策・・・キャッシュを使って財産を圧縮する方法

今回は、キャッシュを使って財産を圧縮する方法を見ていきます。※本連載では、税理士法人チェスター監修、株式会社エッサム編集協力、円満相続を応援する税理士の会の著書『相続は突然やってくる!事例でわかる相続税の生前対策』(あさ出版)から一部を抜粋し、ある程度財産を持っている人が、生きているうちに行える相続対策を紹介していきます。

「換金可能」なものに換えても効果はないが…

生前にできる相続税対策としては、贈与のほかに、「お金(=キャッシュ)を使って財産を圧縮する」という方法もあります。

 

こういってしまえば「そんなの当たり前じゃない?」と思ってしまうかもしれませんが、「キャッシュを使いながら」賢く財産を減らしておく方法を知っておいて損はないでしょう。

 

相続税は換金できるすべての財産が対象になりますから、換金可能なものに換えても効果はありません。

 

しかし、税法上相続税がかからない財産というものもあります。つまり、キャッシュをそれらに換えることで、相続に回る財産を圧縮できるというわけです。

生前に買う「お墓や仏壇など」が効果的な理由

代表的なものでいうと、お墓や仏壇などを生前に買えば、相続税がかからず、また比較的大きな買い物となりますから、効果的です。

 

自身のお墓を死後に遺族が取得する場合、葬式費用は相続財産から控除することができますが、墓地の取得費用などはこれに含まれない決まりになっています。

 

生前墓を不吉とみる人もいるかもしれませんが、最終的に残された者たちへの負担となるなら、相続税対策として考慮しておいてもいいのではないでしょうか。

 

なお、仏像・神像などの礼拝物、仏具などの宗教具にも、原則として相続税がかかりません。

 

しかし、骨董的価値が高いものを新たに購入したり、純金製など換金性の高いものだったりすると、投資目的とみなされ、課税されることがありますので注意しましょう。

 

[図表]

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    本連載は、2017年2月26日刊行の書籍『相続は突然やってくる!事例でわかる相続税の生前対策』から抜粋したものです。稀にその後の法律、税制改正等、最新の内容には一部対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

    相続は突然やってくる! 事例でわかる相続税の生前対策

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    あさ出版

    将来の相続を見据えながら、贈与でキャッシュを減らしたり、不動産の活用で節税につながるよう土地の整理をおこなうなど、生きているうちに行えるさまざまな相続税対策を提案。また、各パートの前半では、相続の悩みや起こりや…

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