書籍詳細

『【新版】小さな会社が本当に使える節税の本――ひとり会社・零細会社・中小会社まで使える!』

【新版】小さな会社が本当に使える節税の本――ひとり会社・零細会社・中小会社まで使える!

冨田 健太郎・葛西 安寿

出版社名:自由国民社

発行年月:2022年8月

ひとり社長も使える、小さな会社向けのロングセラー節税本が「新版」で登場。
賃上げ促進税制、地方拠点強化税制、消費税インボイス対策など「最新税法&情報」で増補改訂。

戦略なき節税策が会社をつぶす!“すごい節税策”には怖いウラがある──

資源価格の高騰によりインフレが進行し、原材料費も経費もかさむ。この厳しい状況下で何とか少しでも税金を安くして、会社に現金を残したいというのが社長や経理担当者の本音でしょう。

世の中には“すごい節税話"といった情報もありますが、実際のところ「小さな会社・中小企業」にとって本当に使える節税策には、そんなすごい策などありません。もちろん、ムダに税金を払わなくて済むよう、きちんと対応すればできる節税は普段からきっちりとやりたいものです。

しかし節税を意識するあまり、損金を増やすため不要の出費をしたり、無駄に借金を増やしたり、いらない高額保険に入ったり、奇策を弄したりして、あとで税務署から否認されたり、資金繰りに困って会社が危うくなるといった本末転倒の事案が後を絶ちません。税金で生兵法は取り返しのつかない大けがの元です。節税効果が殆どないのに、リスクや難易度だけが高いような策に手を出してはゼッタイダメです!

本書では、そういったことにならないよう、節税策を大きく次の3つのレベルに分けて解説しています。

①(やりがちだけど)やってはいけない節税策
②とりあえずやっておきたい節税策
③積極的にやりたい節税策

何からやってよいかわからない場合は②を、積極的にやりたい場合は③をといった具合に、内容に強弱を付けています。やってはいけない節税策も紹介することで、会社の害になるだけのダメな節税策を回避することができます。

《やってはいけない節税策の代表例》
×節税名目の経費垂れ流し
×節税目的の原価割れ販売
×高額資産の駆け込み決算購入
×出口戦略のない安易な保険加入 ほか

小さな会社・中小企業の使える節税策の中にも、正しく使えば効果の高いものもあります。ムダな策は回避して、自社にあった賢い節税で現金を残す方法を紹介していきます。


税理士

複数の上場企業の経理部、大手専門学校の講師、会計事務所および個人事業を経験して独立開業。開業後は、オーナー企業や個人事業者の税務・会計、コンサルティング、講座講師等をしながら、WEBでの情報提供にも注力している。自身が運営するサイト「勘定科目大百科」は月間20万PV以上。共著に『小さな会社の決算書 読み方 使い方がわかる本』(自由国民社)、『会社設立3年目までの税金の本』(自由国民社)など。

著者紹介


税理士

青森、宮城、東京の3つの税理士事務所および税理士法人に12年にわたり勤務。個人の所得税申告、中小零細企業から上場企業までの法人税申告、相続税申告等の資産税業務まで一通りの経験を積む。独立後は、いち早くクラウド会計を取り入れ業務を拡大している。現在は、法人クライアント限定で業務を行っている。

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