書籍詳細

『「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる!』

「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる!

冨島 佑允

出版社名:ウェッジ

発行年月:2017年3月

大数の法則とは、「1つ1つは予想が難しい物事も、それらが沢山寄せ集まると、全体としての振る舞いは安定する」というものだ。

たとえば、コイン投げを数多く繰り返すことによって表の出る回数は1/2に近づく。数多くの試行を重ねることにより事象の出現回数が理論上の値に近づく定理のことをいう。
この法則は現代社会の至る所で活用されており、私たちが銀行から自由にお金を引き出せるのも、選挙が成立するのも、保険制度が運用できるのも、大数の法則のおかげである。

本書では、大数の法則とは何かについて詳しく説明をするとともに、大数の法則が世の中でどのように活用されているか、さらには人々がチームで仕事に取り組むときに、大数の法則をどのように活かしていけるかを考えていく。
大数の法則を知ることで、いつもとは違った視点で世の中を見ることが出来るようになる。違った視点で見れば、違う考え方が浮かんできて、ビジネスや人生のヒントになるはずだ。

外資系生命保険会社の運用担当

1982年福岡生まれ。外資系生命保険会社の運用部門に勤務。京都大学理学部・東京大学大学院理学系研究科卒(素粒子物理学専攻)。
大学院時代は世界最大の素粒子実験プロジェクトの研究員として活躍。その後メガバンクにクオンツ(金融工学を駆使する専門職)として採用され、信用デリバティブや日本国債・日本株の運用を担当し、ニューヨークでヘッジファンドのマネージャーを経験。2016年に転職し、現職では10兆円を超える資産の運用に携わる。
欧米文化に親しんだ国際的な金融マンであると同時に、科学や哲学における最先端の動向にも精通している。著書に『「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる!』(ウェッジ刊)がある。

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