前回は、2017年ベトナムの経済と不動産見通しについて、現地の視点を交えて解説しました。今回は、外国人からも人気の高い、フーコック島のリゾート物件の開発状況を見ていきます。

自然豊かな山や森林、白いビーチと綺麗な海岸線・・・

ベトナムでは、首都のハノイやホーチミンなどのコンドミニアム販売が注目されていますが、実はコンドミニアムだけではなく、リゾート物件もお得です。

 

ベトナムでのリゾート物件と言えば中部のダナンが有名ですが、今回ご案内するのは、リゾート地でありながらベトナム最後の秘境と言われている、ベトナム南部にあるフーコック島についてです。

 

簡単に概要を説明しましょう。フーコック島はベトナム最南端、タイランド湾にあり、カンボジアとの国境沿いに位置している、ベトナム最大の島です。長さは約50㎞、幅は約25㎞、面積は573k㎡で、日本の淡路島と同じくらいの大きさです。島全体の7割が国立公園に指定されており、2006年には、UNESCOによって世界自然遺産にも登録されました。

 

自然豊かな山や森林、いたる所にある白い砂浜のビーチと綺麗な海岸線、ダイビングスポットも豊富で、美しい珊瑚礁と色鮮やかな熱帯魚を見ることができます。同時に、アウトドア施設や渓流沿いを歩くアドベンチャー体験もでき、海と山の両方を満喫できるリゾート施設として注目を集めています。

 

2012年にはフーコック国際空港が完成し、海外からの直行便も増え、フーコック島の魅力はベトナム人だけでなく、海外にも知られるようになりました。今では多くの観光客が訪れるリゾート地になっています。残念ながら、まだ日本からの直行便はなく、国内線に乗り継いでの島内入りとなります。ただ、ホーチミン市タンソニャット空港からは毎日16便~18便が運航しており、フーコックまでの飛行時間も1時間程なので、ホーチミンでの乗り換えで楽に行けるリゾート地です。

開発企業はベトナムの国内大手が中心

現在、フーコック島では、不動産開発プロジェクト計画が大小合わせて200ヶ所あり、開業、開業途中も含め、136ヶ所のプロジェクトが実施されています。2014年10月に経済特区としての計画が認証され、自然を活かしたエコ観光地と国際ビジネスサービースの取引所としての準備を進めています。

 

優遇処置として、30日以内であれば外国人もビザ無しでの滞在が可能であり、進出する企業(条件あり)に対しては、5年間の免税処置があり、公共事業でのインフラ整備を強化し、国際的に通用するエコ観光地と経済特区を併用した開発を実施中です。

 

外国からの観光客も、2015年は約120万人(外国人約35%)、2016年は約200万人(外国人約40%)・・・と、リピーターと周知活動により増加傾向にあります。まだ開発中の段階ですが、2020年までには300万人(外国人40%)の観光客誘致を目標に掲げています。

 

開発企業はベトナムの国内大手が中心に行っていますが、その中で最も規模が大きく施設が充実しているプロジェクトとして、VIN GroupのVIN PEARL PARADISE VILLASがあります。フェーズ1~フェーズ4と4段階に分けて開発を順次行っており、プロジェクト総投資額は約10億USD、 ユーティリティーとして27ホールのゴルフ場、公園(遊園地)、VIN PEARL SAFARI PARK(動物園)5つ星ホテル、Villa(戸建別荘)、ヨットハーバー、国際フェリー発着場、VIN MEC国際病院、その他、スパ、レストラン、プール、テニス場等も作られているほか、海外から進出するカジノも隣接しています。


ゴルフ場を含むフェーズ1~2は2015年に完成しており、フェーズ3~フェーズ4も2016年に完成、VILLA(戸建別荘)の販売が段階的に行われています。現在販売されているフェーズ4の物件としては、戸建て220㎡(2ベット1階)タイプ、戸建て330㎡(4ベット2階建て)タイプ、270㎡(3ベット1階)タイプ、戸建て300㎡(3ベット2階建て)タイプと、広い室内、高級仕様が特徴です。VIN PEARLの借上げ保証もついており、物件によっては年間10%で10年間の借上げ保証を行っています。ホテルとしての運営を行い、年間10%を超える利回りが出た場合の配当もあり、大変注目されているリゾート物件です。2017年2月から販売しています。当社では今後も常時発売していきます。

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