(※写真はイメージです/PIXTA)

友人の結婚は喜ばしい出来事ですが、結婚式への出席にはまとまったお金が必要です。ご祝儀に加え、交通費や衣服代、場合によっては宿泊費もかかります。特に20代後半から30代にかけては、友人の結婚式が同じ時期に重なることもあるでしょう。毎月の収入で生活できていても、予定外の支出が続くと家計に余裕がなくなる場合があります。 ※本記事に掲載している事例は、プライバシー保護および情報の一般化のため、実際の相談事例をベースに一部の数値や設定を変更・再構成したモデルケースです。

「断るほど困ってはいない。でも…」口座残高を見て考えたこと

翔太さんが悩んでいたのは、結婚式への出席だけではありません。

 

昨年、急な歯科治療や家電の故障が重なり、貯蓄を20万円ほど取り崩したことがありました。それ以来、生活費とは別に100万円程度の貯蓄を確保したいと考えていたものの、実現できていません。

 

「友達には結婚式があるし、自分には自分の生活がある。そう考えると、少し焦ります」

 

総務省統計局『家計調査報告〔家計収支編〕2025年平均結果の概要』によると、単身世帯全体の消費支出は月平均17万3,042円でした。単身の勤労者世帯に限ると、月平均の消費支出は約19万2,000円となっています。

 

翔太さんは、改めて今年の支出を確認しました。

 

すると結婚式以外にも、友人との旅行や飲み会などに想像以上のお金を使っていたことがわかりました。

 

「1回1回は払える金額だから、あまり気にしていなかったんです。でも、年間で見ると結構な額でした」

 

一方で、結婚式を欠席することにも抵抗がありました。今回招待してくれた友人とは大学時代からの付き合いで、就職後も年に数回会っています。

 

「自分の結婚式に来てほしいと思う相手なので、できれば行きたいんです」

 

悩んだ末、翔太さんは出席することに決めました。

 

ただし、今回は二次会には参加せず、日帰りにする予定です。また、これを機に毎月の交際費に予算を設け、結婚式などの特別な支出に備えて積み立てることにしました。

 

「月に5,000円でも積み立てておけば、年間6万円になりますから。今まで何も考えていなかったのがよくなかったんだと思います」

 

翔太さんは、友人の結婚を祝う気持ちに変わりはないと話します。

 

「でも、これからも結婚式が続くかもしれないし、全部に無理して出席するのは難しいかもしれません」

 

結婚式への出席には、ご祝儀以外にもさまざまな費用がかかります。友人との関係を大切にしながら、自分の生活や貯蓄とのバランスを考えることも必要でしょう。招待されたからといって必ず出席しなければならないわけではなく、経済的な事情を踏まえて判断することも、一つの選択肢です。

 

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