「年間配当80円→90円」への増額と業績上方修正を同時発表…増収増益で“ストップ高”まで買われた〈増配銘柄〉の正体【10月30日の国内株式市場概況】

「年間配当80円→90円」への増額と業績上方修正を同時発表…増収増益で“ストップ高”まで買われた〈増配銘柄〉の正体【10月30日の国内株式市場概況】
(※画像はイメージです/PIXTA)

2026年10月30日(金)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

〈東証プライム市場〉個別銘柄の値下がりワースト3

1位:栗田工業〈6370〉……前日比-1,500円(-20.99%)/終値5,647円

【売買材料】

29日の取引終了後に発表した2027年3月期連結業績予想の修正が売り材料となりました。薬品事業の売上進捗や装置事業の受注状況を踏まえ、売上高は4,250億円から4,550億円へ上方修正したものの、米国の電子産業向け水処理装置案件1件について工事損失を計上する見込みとなったため、純利益を507億円から287億円へと下方修正。この減益見通しが嫌気され、ストップ安まで売られました。

 

2位:トーエネック〈1946〉……前日比-394円(-18.00%)/終値1,795円

【売買材料】

29日の取引終了後に2027年3月期第2四半期累計(4〜9月)連結決算を発表。売上高は1,252億7,600万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は101億7,800万円(同18.8%増)と増収増益でした。しかし、直近の第2四半期(7〜9月)単体で見ると、売上高が638億8,100万円(同0.5%増)に対し、営業利益が51億1,600万円(同0.4%減)、最終利益が31億8,600万円(同38.3%減)と失速していることが明らかとなり、これを嫌気した売りが出て年初来安値を更新しました。

 

3位:富士通〈6702〉……前日比-700円(-16.20%)/終値3,622円

【売買材料】

29日の取引終了後に発表した2027年3月期第2四半期累計(4〜9月)連結決算が売り材料となり、ストップ安まで売られました。売上高は1兆6,263億5,800万円(前年同期比3.8%増)と増収だったものの、最終利益は825億8,100万円(同68.5%減)と減益に着地しました。ハードウェアソリューションの売り上げは拡大したものの、システムプロダクトにおける部材コスト上昇や、ユビキタスソリューションでの前年のWindows10更新需要の反動減が重荷となり、収益の悪化が嫌気されました。

 

 

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