8月の景気ウォッチャー調査は現状判断DIが46.4、前月差+0.7ポイント。先行き判断DIは48.3、前月差+2.5ポイントで5ヵ月連続上昇
8月の「景気ウォッチャー調査」では、現状判断DI(季節調整値)が前月差0.7ポイント上昇の46.4になりました。現状判断DIは中東情勢を受けて2月の48.9から4月まで2ヵ月連続低下し40.8になったあと、5月から持ち直し4ヵ月連続で上昇しました。
また、8月の現状水準判断DI(季節調整値)が前月差0.7ポイント上昇の45.7となりました。こちらは2月47.5から4月42.4まで2ヵ月連続低下した後、5月44.5、6月43.0、7月45.0と上昇と低下を繰り返して上昇していましたが、7月・8月と2ヵ月連続で増加しました。8月企業動向の製造業の49.1は、20年5月を谷とする、現在の景気拡張局面で23年5月の49.3に次ぐ2番目に高い水準で、生産の底堅さを示唆する数字と考えます。
先行き判断DI(季節調整値)は、1月の50.1をピークに3月まで低下しました。イスラエルと米国によるイラン攻撃、及びイランのミサイル攻撃は2月調査最終日の日本時間2月28日に行われたため、2月は50.0に若干低下したあと3月は36.7に低下しました。その後5ヵ月連続で改善し、8月は48.3になりました。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.4ポイント上昇の46.2、現状水準判断DIは前月差0.2ポイント上昇の45.4となり、先行き判断DIは前月差1.9ポイント上昇の47.4となりました。
8月の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方に関する内閣府の判断は「景気は、持ち直しの動きがみられる」に7月の「景気は、中東情勢によるマインド面の下押しを中心に影響が残るものの、持ち直しの兆しがみられる」から上方修正になりました。
また、先行きについては、7月は「中東情勢による不透明感が残ることに加え、令和8年熊本地震の影響に対する懸念もみられる」でしたが、8月は「中東情勢による不透明感が残ることに加え、自然災害の影響に対する懸念もみられるが、持ち直しの動きが続くとみられる」に上方修正されました。なお、令和8年熊本地震の影響が、「令和8年8月千葉豪雨」などの災害を受けて、自然災害の影響に変更になりました。

