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富裕層が注目するのは、住宅の選択による「生活の質」の向上
ニュージーランドの政策金利が再び引き上げられたことで、住宅市場は新たな動きを見せています。
一般層は住宅ローンの負担増から買い控えが進む一方、富裕層は自己資金で購入する割合が高く、金利変動の影響を受けにくい傾向があります。そのため、競争が落ち着いている現在の市場には、むしろ富裕層にとって「静かな買い場」が生まれているのです。
こうした環境下で富裕層が注目するのは「どのような住宅を選べば、長期的に生活の質を高められるか」という点です。
特にオークランドでは「高級アパートメントとタウンハウスのどちらを選ぶか」が、資産形成のみならず、その後の暮らしにも関連する重要なテーマとなっています。
来場者数の減少が「買主の姿勢」を変えている
2026年の市場は、昨年や今年の初旬と比較して、オープンホームの来場者数が明らかに減少しています。政策金利上昇、再固定ショック、選挙前の様子見等が重なり、買主は慎重になっているのです。
そのため、オープンホームに訪れる人の多くは、この市況において高額な価格で購入するつもりはなく、強気で買う時期ではないと考えています。
一方の売主は逆の姿勢を見せており、物件の優位性やエリアの価値を主張し、競合との価格の比較でディスカウントするのを拒否するなど、強気の姿勢を崩しません。
高価格帯の住宅は、物件への売主の思い入れや評価が価格に反映されやすく、売主は強気、買主は慎重というギャップが生まれやすい傾向にあります。
この心理的ギャップが2026年の高級住宅市場の特徴となり、我々のようなエージェントが苦労する部分でもあります。
そのため、価格だけではなく「生活の質」という目に見えない価値をいかに買主に伝えるかが重要になるのです。
