(※写真はイメージです/PIXTA)

家を「買う」か「借りる」か――。人生の大きな分岐点ともいえるこの選択に、頭を悩ませる人は少なくありません。以前ほど“マイホームを持って一人前”という価値観は強くなくなったとはいえ、周囲の友人や同僚が次々と家を購入していけば、焦りを感じることもあるでしょう。しかし、人生には“想定外”がつきものです。家を買ったことで、生活もままならぬほど追い詰められてしまうケースも。見ていきましょう。

「持ち家=安心」とは限らない

全国宅地建物取引業協会連合会の「2024住宅居住白書」によると、「持ち家派」はマンション・集合住宅16.9%、一戸建て46.4%で、合計63.3%。一方、賃貸派はマンション・集合住宅17.8%、一戸建て2.3%で、合計20.1%でした。

 

持ち家を選ぶ理由の上位は、「家賃を払い続けることが無駄に思えるから」(55.8%)、「落ち着きたいから」(40.2%)、「老後の住まいが心配だから」(32.9%)確かに、どれも多くの人が共感しそうな理由です。

 

ただ、住宅ローンは、長期間にわたって返済する大きな借金であるという前提は忘れてはなりません。敦さん一家は不動産価格の上昇によって、大きな損失を出さずに売却できました。しかし、もし価格が下落していれば、住宅ローンを完済できず売るに売れない“どん詰まり”にはまっていた可能性もあります。

 

多くの場合、購入時には将来を楽観的に考えるものです。もちろん、すべてのことが予想できるわけではありません。それでも、「もし今の収入が続かなかったら」「もし妻も予定どおり働けなかったら」「もし生活費が想定以上にかかったら」……そんな「もし」をできるだけ想定して、無理のないローンを組んでおく。それが、いざというときに家族の暮らしを守るための備えになるのです。

 

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