「いつまで住むの?」半年後、夫婦が娘に聞いたこと
家計以上に夫婦を悩ませたのが、この生活がいつまで続くのか分からないことでした。
美紀さんは当初、「半年くらいで家を探す」と話していました。しかし半年が過ぎても、新居探しは進んでいません。
ある日、明子さんが夫婦で申し込んでいた2泊3日の旅行を取りやめようと言い出しました。
「その週、美紀が出張なんだって。子どもたちがいるから」
和夫さんは思わず返しました。
「また俺たちが予定を変えるのか?」
その夜、夫婦は娘が戻ってきてからの生活について話しました。明子さんも同じことを感じていました。
「娘が困っているなら助けたい。でも、いつまでなのか分からないまま、私たちの予定を全部後回しにするのは違うと思う」
数日後、夫婦は美紀さんを交えて話し合うことにしました。
「追い出したいわけじゃない。でも、いつまでここに住むつもりなのかは決めてほしい」
美紀さんは当初、「子どももいるのに急に言われても」と不満そうでした。しかし食費や光熱費がどの程度増えているのか、明子さんが孫の世話をどれだけ担っているのかを具体的に伝えると、しばらく黙っていました。
最終的に、美紀さんは1年以内に実家を出ることを目標にしました。それまでの生活費も月5万円に増額し、夕食づくりや週末の家事を分担することになりました。
「娘が戻ってきた日から、全てが変わりました。嫌だから出ていってほしいわけじゃないんです。ただ、私たちにも私たちの生活があります」
成人した子どもが実家を頼らざるを得ないことはあります。一方、期限を決めない同居は家計だけでなく、家事や時間の負担にもつながります。同居を始める段階で、生活費や家事分担、いつまで一緒に暮らすのかを話し合っておくことが重要です。
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