(※写真はイメージです/PIXTA)

今週の米ドル円相場の動向に影響を与えそうな「注目の経済指標」について、東京海上アセットマネジメントが解説します。

今週は、日米金融政策決定会合に注目

FRBは28~29日のFOMCにおいて、政策金利(FF金利の誘導目標)を3.50%~3.75%で据え置く公算が大きいとみられます(図表1)。

 

出所:Bloomberg (注)24日10時時点のデータ
[図表1]今週発表予定の主要経済指標 出所:Bloomberg
(注)24日10時時点のデータ

 

6月のFOMCでは、声明文から利下げを示唆する表現が削除されたほか、ドットチャートが年内の利上げを示唆したことで、FRBのタカ派姿勢が鮮明となりました。しかし、その後に公表された雇用統計での労働市場の減速やコアCPIの予想外の下振れは、FRBにデータを見極める時間的猶予を与える結果となり、市場では7月の金利据え置きが既定路線との見方が大勢を占めています。

 

一方で、足元の中東情勢緊迫化に伴う原油価格の再上昇は、インフレの粘着性リスクを改めて意識させています。6月の記者会見や直近の公聴会で物価安定への強いコミットメントを強調したウォーシュ議長は、今会合後の記者会見では改めてインフレへの警戒感を前面に押し出してくることが予想されます。

 

こうしたFRB高官らの高いインフレ意識やタカ派的な情報発信(図表2)を背景に、市場ではすでに次回9月FOMCでの利上げを大方織り込む展開となっています。

 

出所:各種報道内容をもとに作成
[図表2]FOMCメンバーの発言内容 出所:各種報道内容をもとに作成

 

日銀、追加利上げの判断が焦点

日銀は30~31日の金融政策決定会合において、政策金利(無担保コールレートの誘導目標)を1.00%程度に据え置く可能性が高いと考えられます。

 

日銀は6月会合で、物価の大幅な上振れリスクを背景に0.25%の利上げに踏み切ったばかりです。当面はその景気や物価への波及効果を見極める期間が必要とされるため、市場でも次の利上げまで半年程度の間隔を空けるとの見方が大勢を占めていました。

 

しかし、足元では早期の追加利上げを促す材料が相次いでいます。7月の日銀支店長会議では、夏以降の日用品値上げなど従来以上に速く幅広い価格転嫁の動きが報告され、企業・家計が予想するインフレ率も高まっています。

 

さらに22日には、日銀が想定より早いペースでの利上げに柔軟であるとの報道が伝わり、市場の10月までの利上げ織り込み度は8割超へ急上昇しました(図表3)。

 

出所:Bloomberg
[図表3]OIS市場が織り込む利上げ確率(会合別) 出所:Bloomberg

 

中東情勢や円安により基調的な物価上昇率が2%を上抜けるリスクが高まるなか、7月会合と総裁会見で今後の利上げペースについてどのような示唆がなされるかが注目されます。

 

 

東京海上アセットマネジメント

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】7月最終週~8月第1週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」【解説:東京海上アセットマネジメント】』を参照)。

 

※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。

※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

【ご留意事項】
・当資料は、情報提供を目的として東京海上アセットマネジメントが作成した資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。お申込みに当たっては必ず投資信託説明書(交付目論見書)をご覧の上、ご自身でご判断ください。投資信託説明書(交付目論見書)は販売会社までご請求ください。
・当資料の内容は作成日時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・当資料は信頼できると考えられる情報に基づき作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に掲載された図表等の内容は、将来の運用成果や市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。
・投資信託は、値動きのある証券等(外貨建資産に投資する場合には、この他に為替変動リスクもあります)に投資しますので、基準価額は変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。
・投資信託は金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではありません。委託会社の運用指図によって信託財産に生じた利益および損失は、全て投資家に帰属します。
・投資信託は、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリング・オフ)の適用はありません。
・投資信託は、預金および保険契約ではありません。また、預金保険や保険契約者保護機構の対象ではありません。
・登録金融機関から購入した投資信託は投資者保護基金の補償対象ではありません。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録