NANACOカードを利用して固定資産税の支払いを決済
8.クレジットカードを多用しろ! キャッシュフローを最大化させるためには支払いを先延ばし!
支払いはできるだけ先延ばしして、キャッシュを厚く持つように意識しろ。固定資産税・売却時の譲渡所得税もクレジットカードで決済できる。実は印紙もできた(※2015年1月頃より印紙は使用不可となった)。
(1)固定資産税
固定資産の場合、都内ではクレジットカード対応になりはじめているので、もちろんクレジットカード対応可だ。他の地域は、まだ直接的なクレジットカード対応にはなっていないが、例えば、NANACOによる間接的なクレジットカード使用が可能だ。固定資産の支払い用紙を持って、セブンイレブンで清算する。その際に支払い方法でNANACOを選択する。NANACOはクレジットカードでチャージできるため、固定資産の支払いを間接的にクレジットカードでやっていることになる。
NANACOは、クレジットでチャージできる会社が決まっているが、大手どころは全て可能だ(詳細はNANACOカードのホームページに出ている)。固定資産税の支払いは定期的に発生するので、このやり方を覚えておくと便利だ。
(2)税務署への支払い
確定申告の税金支払いは、次の2パターンのどちらかを選ぶことになった。
①振込用紙を渡されて、金融機関で支払う。
②預貯金口座振替依頼書を渡されて、指定金融機関から後日引き落とし。
振込納期が①は3月15日まで、②を記載すれば、引き落としは4月中旬。支払いは、可能な限り後回しにすべきなので、この2択でならば間違いなく②を選択した。しかし、第3の選択肢があった。
何とか分納できないかと相談したところ、とある税金回収の専門部署の方が現れて、「コンビニ決済」かつ「分割払込み票」をもらうことに成功した。
「コンビニ決済」=「セブンイレブンでのNANACO決済」という構造だ。
NANACOは現金と同じ扱いで支払いできる。そして、NANACOへのチャージは、クレジットカードを使うことでクレジットカードのポイントが貯まる!
それぞれのクレジットカードのポイント還元率で変わってくるが、ざっくり1%以上はこの作戦でポイントとして還元される。
NANACOも1回2万9000円チャージ、1日3回のチャージMAX5万円ストック、と限度が決められているので、1日に支払える金額に限度がある。1か月でも最大20万円の制限がある。
29000円/回×3回/日=87000円/日が、1日のMAXチャージ額だ。前日までに5万円のストックがあれば1日MAX137000円まで支払える。
レジで支払いながらチャージをするので、あまり人が多い時間帯に支払うのはやめよう。あらかじめ、家で50000円ストックしておこう。他人には迷惑をかけるな。
たかが1%、されど1%。もし、努力で1%経費が削減できることが分かっているならば、経営努力としてサボってはいけない。お勧めは、配偶者の携帯にもNANACOを入れておくことだ。これで、15万円/回の支払いならば、他人にそんなに迷惑をかけずに手際よく支払いできる!
まずお金を使わない方法、次に支払いを遅らせる方法を
(3)印紙代
直接クレジットカード払いなんて、もちろんやっていない。しかし、これも工夫次第で間接的にクレジットカード払いができる。但し、これは購入できる場所が限られているため、残念ながら全国対応ではない。
そのやり方とは、新宿郵便局を使うことだ(※残念ながら、2015年1月頃より使用不可)。新宿郵便局は、Suicaで決済できる。はがきや切手もそうだが、印紙もその中の1つだ。契約をするたびに何万円もの印紙代がかかるため、もし、近くを通ることがあれば、まとめ買いをしておくのも1つの手だ。
高額の印紙の場合、モバイルSuicaを使ってチャージしながらになる。周囲に迷惑をかけるので、Suicaフルチャージでの携帯複数台持ちや、夜間の混んでいない時間を狙え。
とにかくキャッシュを潤沢に確保するためには支払いはあとにして、クレジットカード払いだ。クレジットカードのポイントも貯まって一石二鳥だ。初期のおカネがない時期は、自分が動いて経費削減できることは何でもしなきゃいけない! まずはおカネを使わない方法での解決策を考え、そして次に、できるだけ支払いを遅らせる方法を考える。その方法がクレジットカード払いだ。