「子どもを見捨てるなんてできない」が“共倒れ”への道
正治さん夫婦のケースのように、80代前後の親が50代前後の子どもの生活を支え続ける状態を「8050問題」と呼ばれ、社会問題化しています。
親世代は「子どもを見捨てるなんてできない」と考えがちですが、支援を続けた結果、親子ともに生活が立ち行かなくなる“共倒れ”のリスクがあります。では、どうすればいいのでしょうか。
同居そのものが悪いわけではありませんが、生活費や家賃を誰が負担するのかを明確にし、家計を分けることが重要です。また、援助額や援助期間に期限を設けて、親の金銭的負担が当たり前になることを常態化させないようにします。
積極的に外部の協力を得るのも一案です。家族だけでは解決できないことも多いものです。地域包括支援センターや自治体の相談窓口を早めに利用しましょう。
「親だから見捨てられない」と支え続けた結果、親子ともに生活が破綻してしまっては元も子もありません。親子だからこそ距離を置く――それもまた、共倒れを防ぎ、それぞれが人生を立て直すための選択肢だといえるでしょう。
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