今週は、5月の東京都区部CPIに注目
今週は、5月の東京都区部消費者物価指数(以下、CPI)に注目しています(図表1)。
前回4月の東京都区部消費者物価指数(除く生鮮食品、以下コアCPI)は、電気・ガス代補助金の縮小や、鉄道運賃の改定などが前月からの押し上げ要因となった一方で、統計作成上の技術的な要因による保育所保育料の急低下、ガソリン補助の再開、食料品や家賃の伸び鈍化などが下押し要因となり、上昇率は前年比+1.5%へ鈍化しました(図表2)。
5月のコアCPIは前年比+1.5%と、前月と同水準となることが予想されます。政府の電気・ガス代補助金が完全に終了することに加え、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇が物価を押し上げる一方で、引き続き食料品の伸びが鈍化するとみられます。
また、今回の焦点は、基調的なインフレ率に近いサービス価格の動向です。2026年春闘における高水準な賃上げを受け、人件費の増加分が適切に価格転嫁されているか注目されます。特に、基調的なインフレ圧力を測る上で、外食や民営家賃などの一般サービス価格が加速するかどうかがポイントとなります(図表3)。
4月金融政策決定会合において、日銀は中東情勢の緊迫化に伴う原油高などを背景に、物価の先行きに対して「上振れリスクが大きい」との強い警戒感が示されました。市場では次回6月会合での追加利上げが有力視されており、今後のサービス価格の動向は追加利上げの有無やタイミングなど、今後の政策判断を左右する材料として注目しています。
東京海上アセットマネジメント
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【米ドル円】5月第5週の為替相場にインパクトを与える「重要な経済指標」【解説:東京海上アセットマネジメント】』を参照)。
※本記事は東京海上アセットマネジメントの「TMAMマーケットウィークリー」の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が文章を一部改変しております。
※全文は「TMAMマーケットウィークリー」をご確認ください。
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