1億円の価値が「5500万円」に…インフレがもたらす残酷な資産の二極化
「富裕層や超富裕層が増え、アッパーマス層が減っている」という現象は、「インフレに強い株式や不動産を持っている人は、さらに富を増やし、現預金で持ち続けている人は相対的に貧しくなる」という構図のあらわれです。
なぜなら、現金のまま資産を持っていると、インフレによって価値が目減りしてしまうからです。
たとえば、年2%のインフレが続いた場合、現在1億円を現預金で保有している人が30年後に買えるモノやサービスの量は、現在の約5500万円分まで下がってしまいます。
「失われた30年」と呼ばれたデフレの時代が終わり、いまはインフレの時代に入っています。その結果、「持っている人はより裕福に、持っていない人はより貧しくなる」という二極化は、今後さらに激しくなっていくでしょう。
現在すでに富裕層であっても、決して油断はできません。時代の変化を敏感に察知し、行動し続けなければ、資産を守れない可能性もあるということです。
柳澤 寿志子
不動産コンサルタント
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