「日経平均10万円になるのはいつ?」という質問に「2032年です」と断言するワケ【チーフ・ストラテジストが解説】

「日経平均10万円になるのはいつ?」という質問に「2032年です」と断言するワケ【チーフ・ストラテジストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

長期的な視点で概観すると、幾度もの金融危機や低迷期を経ながらも、株式市場は一貫して右肩上がりを続けています。過去150年以上のデータが示す「株式リターンの平均」や、資産運用で役立つ「72の法則」を踏まえると、日経平均が10万円に到達するのは「2032年」であると著者は語ります。本記事では、広木隆氏の著書『株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実』(日経BP)から一部編集・抜粋して解説します。

日経平均10万円、今の予測は「2032年」…プロが到来時期を前倒ししたワケ

7%で運用した場合、倍になるのに約10年かかるなら、5万円の日経平均が年に平均7%で上昇していけば10年で倍の10万円になる計算です。

 

「年に7%」というのは「平均」の話ですから、今後10年のうちには大きく下がる年もあるでしょう。でもその反対に大幅に上昇することもある。均せば7%という過去の実績を使った「今後10年で倍になる」というシナリオはそれほど無理のないものだと思います。

 

しかし、です。「10年で倍」とは言いましたが、これはかなり保守的な見込みでしょう。

 

日本株式市場は大きな構造変化を迎えています。それを反映して近年のリターンは過去に比べて高くなってきており、この傾向は今後数年続くと思われます。

 

ですから前段では過去の長期平均である年率7%というリターンをもとに、「10年で倍」としましたがそれでは保守的過ぎると思うのです。

 

実際、過去3年間は年率20%を超える高いリターンを日本株は記録してきました。さすがにそこまで高いリターンが今後もずっと続くと考えるのは反対に楽観的過ぎると思うのですが―20%上がる年もあれば、数%のマイナスリターンの年もあったりしながら―均せば年率10%のリターンを想定するのは妥当ではないでしょうか。

 

72の法則に照らせば、72÷10% ≒7年で倍になる計算です。したがって、「10万円になるのはいつですか?」という質問に、今は「7年後の2032年です」と答えたいと思います。

 

 

広木 隆

マネックス証券株式会社

チーフ・ストラテジスト

※本連載は、広木隆氏の著書『株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実』(日経BP)から一部編集・抜粋したものです。

株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

株はずっと上がるもの 誰も書けなかった株式投資の真実

広木 隆

日経BP

相場人生40年の集大成! 銘柄選択から、株の売り方、バブルや暴落への心構え&行動まで徹底解説! 「なぜ株は上がるもの」と言い切れるのか、そのロジックを3つの視点から解説。資本主義を生きる鍵となる株式投資を平易に…

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