「お母さんはお金が一番大事だったんでしょう」元夫から“家と2,000万円”を財産分与された65歳・専業主婦…誰もいない広い家、娘からのLINEで気づいた〈重すぎるツケ〉【FPが解説】

「お母さんはお金が一番大事だったんでしょう」元夫から“家と2,000万円”を財産分与された65歳・専業主婦…誰もいない広い家、娘からのLINEで気づいた〈重すぎるツケ〉【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

人生の後半戦を穏やかに、自分らしく生きるための「熟年離婚」。しかし、いざ別れて一人の暮らしが始まると、年金だけでは足りないというお金の不安や、離れて暮らす子どもとの関係性の変化など、離婚前には想像もしていなかった壁に直面することも……。本記事ではFPオフィスツクル代表の内田英子氏が、Aさんの事例とともに、熟年離婚で「本当に大切なこと」について解説します。※本記事で取り上げている事例は、複数の相談をもとにしたものですが、登場人物や設定などはプライバシーの観点から一部脚色を加えて記事化しています。読者の皆さまに役立つ知識や視点をお届けすることを目的としています。個別事例の具体的な取り扱いは、税理士・弁護士・司法書士など専門家にご相談ください。

離婚後、穏やかな日々を送っていたが…「娘からのLINE」に呆然

65歳のAさんが夫と離婚してしばらく経ち、暮らしが少し落ち着いてきたころのことでした。Aさんのもとに、娘が久しぶりに帰省しました。食事をしながら、Aさんはつい胸の内をこぼしたのです。

 

「年金だけでは、少し心もとなくてね」

 

その瞬間、娘の表情が変わりました。しばらく黙っていたかと思うと、食事を早々に済ませ、そそくさと帰り支度を始めてしまいます。

 

玄関に向かう娘の背中に、Aさんは戸惑いながら声をかけました。「次はいつ来る?」娘は振り返ることもなく、「また連絡する」とだけ残して帰っていきました。

 

その日の夜。娘から1通のLINEが届きます。そこには、短い言葉でこう書かれていました。

 

『お母さんはお金が一番大事だったんでしょう』

 

Aさんには、その言葉の真意がまったく理解できませんでした。『そんなわけない……』弁解のメッセージを返信しましたが、いつまで経っても「既読」がつきません。

 

広い家で一人、Aさんはしばらくスマートフォンを握りしめたまま立ち尽くしてしまいます。自分はお金だけを求めてきたつもりはない。苦痛だった結婚生活を終わらせたかっただけなのに、なぜ娘はあんな言い方をしたのか――。Aさんにはわかりませんでした。

モラハラ気質の5歳年上“昭和型”夫

Aさんの元夫は5歳年上で、家庭では強い言葉と威圧で家族を押さえ込むような人でした。気に入らないことがあると、すぐにカッとなり、怒鳴る。物を投げる。ときには手が出ることも。「出て行け、ここは俺の家だ!」「親子の縁を切る! 勘当だ!」そんな言葉が、日常のなかで当たり前のように飛び交っていました。

 

夫は外ではしっかりと働き、それなりに稼ぎもありました。家計管理を含めた家のことはすべてAさんに任されていたため、周囲には「甲斐性のある夫」と映っていたことでしょう。しかし、Aさんは長年、夫の怒りを避けながら暮らし、娘もまた父の顔色をうかがいながら育ちました。夫の機嫌一つで空気が変わるため、妻と娘にとって家の中は緊張の連続でした。

 

 

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