(※写真はイメージです/PIXTA)

タワーマンションは利便性や眺望、ブランド性の高さから都市部で人気の住まいです。しかし高額な家賃や購入価格は家計や資産形成に大きな影響を及ぼします。憧れを優先して住むのか、将来資産を優先するのか――。タワマン賃貸を選んだ夫婦の体験から、都市居住の現実と選択の難しさが見えてきます。

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    タワマンは「永住向きではない」という認識

    国土交通省の不動産価格指数によると、マンション(区分所有)の価格は2010年比で2倍超に上昇しています。戸建住宅の約1.2倍上昇と比べても急激です。

     

    つまり、

     

    賃貸継続 → 資産形成なし

    早期購入 → 資産増加

     

    という格差が拡大しやすい環境です。

     

    山田さんもこう語ります。

     

    「住み始めた頃より今の方が相場がかなり上がっています。今から買うのはハードルが高いですね」

     

    では今後も住み続ける予定なのか尋ねると、

     

    「年を取ったら落ち着いた住環境に移りたいです。タワマンは永住向きではないと思います」

     

    と話します。タワマンを「都市生活の一時的な楽しみ」と位置づける居住者も少なくないようです。

     

    清水さんは「住まなければ貯金できた」、山田さんは「購入していれば資産になった」と語りました。両者に共通するのは、タワマンは満足度は高いが資産判断が難しい住まいという点です。

     

    住宅費は家計支出の中でも最大項目です。都市部では特に、立地、ブランド性、将来資産、家計負担のバランスが重要になります。

     

    タワマンは確かに魅力的な住まいです。しかし、生活満足、貯蓄余力、将来設計との整合が取れていなければ負担になり得ます。

     

    「憧れだから住む」のか、「資産として選ぶ」のか。都市居住の選択は、ライフプランと家計戦略を踏まえて判断する必要があります。

     

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