誰がやっても回る設計図を描ける経営者
社員は会社を辞めることができますが、社長は辞めることができません。属人化の終着点は、意思決定の極端な一点集中です。売上判断や契約確認、採用面接、トラブル処理まで、すべてが社長の机に積み上がります。
それはもはや「組織」ではなく、社長の人生を燃料にして延命しているだけの「巨大な個人商店」です。
多くの経営者が後回しにしている仕組みづくり。「忙しいから」「いまは拡大フェーズだから」「落ち着いたら」これらは、仕組みづくりを後回しにする本当の理由ではないように思います。本当は、単に地味で泥臭い作業を避けたいという「甘え」ではないでしょうか。
戦略を語り、ビジョンを掲げる経営者や、現場で走り回り、売上や利益を作る経営者は多いですが、誰がやっても回る設計図を描ける経営者はごくわずかです。
最後に問いかけます。あなたの会社は、あなたが倒れても回りますか?
もし、あなたが倒れた日が会社の命日になるのであれば、それは不運ではなく「設計ミス」です。倒れる前に変わる覚悟を決めるか、倒れるまで走り続けるか。その選択は、いまこの瞬間のあなたに委ねられています。
萩原 峻大
東京財託グループ 代表
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