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2026年の成長を支える要因とリスク
BMIが2026年の回復を予想する根拠は、主に以下の3点です。
■投資の反転
遅延していたインフラ事業の再開や予算執行の加速が、下半期にかけて顕著な波及効果をもたらすと期待されます。
■利下げ効果と消費
中銀による利下げが時間差で需要を喚起するほか、ペソ安に伴う海外出稼ぎ労働者(OFW)からの送金価値向上が家計消費を支える見通しです。
■エネルギー政策
中長期的な成長基盤として、小型モジュール炉(SMR)導入を含む原子力産業の育成にも注力しています。
一方で、懸念も残ります。経済を牽引した半導体等の輸出部門は、世界的なサイクルがピークを越え成長が鈍化する可能性があります。また、地政学リスクによる原油高がインフレを再燃させた場合、追加利下げが制限される下振れリスクにも注意が必要です。
このように、2026年のフィリピン経済は、投資の回復と内需の底堅さによって一定の成長を維持する公算が大きいと言えます。しかし、BMIは今回の予測維持について、前年の低成長に起因する「ベース効果」の寄与を指摘しており、見通しには慎重なトーンも含まれています。
政府が公約通りインフラ整備を加速させ、実効性のある汚職対策で投資家の信頼を早期に回復できるか否かが、持続的成長を実現するための真の試金石となるでしょう。
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