NISAとiDeCo、2つの制度はどちらも将来に必要なお金を自分で作るために国が導入した制度で、手厚い税制優遇を受けながら、お得に将来の資産形成を行うことができますが、それぞれに違いがあります。特徴を理解して、使い分けをすることが重要です。運用目的やライフプランに合わせて、活用していきましょう。山中伸枝氏が監修を務めた『いちからわかる!新NISA&iDeCo 2026年最新版』より、NISAとiDeCoの6つの違いについて確認していきます。
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NISAとiDeCo、6つの違い
1.目的が違う
2つの制度の目的を把握しより有効に活用しよう
いつでも資産を引き出せるNISAは、住宅・自動車の購入や教育資金、老後資金の準備など、中~長期のライフイベントに合わせて柔軟に使うことができます。一方、iDeCoは老後資金を作るための制度なので60歳まで引き出せず、長期運用が前提となります。
2.税金メリットが違う
投資利益にかかる税金がどちらも非課税になる!
運用益や分配金に通常かかる約20%の税金が非課税になるのは、NISAとiDeCoに共通したメリットです。しかし、NISAの税制優遇が運用時に限られるのに対して、iDeCoでは積立時、受取時も含めた3段階で手厚い優遇を受けることができます。税金面ではiDeCoのほうが断然お得です。
※節税額は2025年の税制で試算
3.積立ルールが違う
NISAは超少額から積立可能、iDeCoは月5000円以上必要
NISAは月100~1000円など、かなり少額から積み立ての設定ができます。積み立ての停止・解約も自由です。iDeCoは月5000円以上の掛金設定が必要で、積立停止は可能ですが、ずっと管理手数料がかかり続け、引き出しも60歳まではできません。
4.手数料が違う
iDeCoにかかる手数料は金融機関によって違いがある
取引の際、基本的にずっと手数料がかからないNISAに対して、iDeCoでは加入時、運用時、受取時それぞれのタイミングで手数料が発生します。そのためiDeCoでは手数料を比較して金融機関を選ぶ必要があります。
株式会社アセット・アドバンテージ
代表取締役
1993年、米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業後、メーカーに勤務し、人事、経理、海外業務を担当。留学経験や海外業務・人事業務などを通じ、これからはひとりひとりが、自らの知識と信念で自分の人生を切り開いていく時代と痛感し、お金のアドバイザーであるファイナンシャルプランナーを目指す。
2002年にファイナンシャルプランナーの初級資格AFPを、2004年に同国際資格であるCFP資格を取得した後、どこの金融機関にも属さない、中立公正な独立系FPとしての活動を開始。金融機関や企業からの講演依頼の他、マネーコラムの執筆や書籍の執筆も多数。
個人相談も多く手がけ、年金、ライフプラン、資産運用を特に強みとしており、具体的なソリューション提供をモットーとする。
著書に、『「なんとかなる」ではどうにもならない定年後のお金の教科書』(クロスメディア・パブリッシング)、『ど素人が始めるiDeCoの本』(翔泳社)、『50歳を過ぎたらやってはいけないお金の話』(東京経済新報社)、『会社も従業員もトクをする! 中小企業のための「企業型DC・iDeCo+」のはじめ方』(同文舘出版)などがある。
●確定拠出年金の相談ができる全国のFPネットワーク
「FP相談ねっと」代表
https://fpsdn.net/
●公的保険のプロアドバイザーを育成する
「一般社団法人 公的保険アドバイザー協会」理事
https://siaa.or.jp/
著者プロフィール詳細
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連載2026年の資産形成…新NISA&iDeCoで無理なくお得にお金を増やす方法