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信頼していたのに…家族信託の受託者の長女がまさかの使い込み
茨城県在住のA子さんは4人姉妹の次女。実家の母の認知症を機に、父の資産管理について家族信託の利用を提案し、父を委託者、長女を受託者とした。だが受託者である長女がまさかの行動に。
茨城県に住む61歳のパート主婦・A子さんは、4人姉妹の次女。姉妹は全員が県内に嫁ぎ、広い実家で両親が2人暮らしをしていた。父の財産は不動産と預貯金を合わせて約2億円と不安はない。
ところが、数年前に80歳の母に認知症の症状が現れたため、特別養護老人ホームに入所した。父も認知症になる可能性を視野に、財産管理について調べている中でA子さんは「家族信託」に行き着いた。父の認知能力が正常なうちに家族信託を契約しておけば、もし将来、父まで認知症になった場合でも親の財産の管理や運用・処分を家族が担うことができる。
幸い姉妹は全員仲がいい。「他人を介在させるより断然安心だわ!」と、正月の集まりの際に皆に提案し、父自身の賛同も得た。
今回は父が元の財産の所有者である「委託者」、63歳の長女を財産の管理を委託される「受託者」とすることで家族全員が合意した。
長女は自営業の夫を持つ専業主婦で、子供はいない。おっとりした性格だが長女らしい責任感があり、皆から信頼されていた。一人暮らしになった父の元を頻繁に訪れ、家事や父の身の回りの世話を担当していたのも長女で、家族の誰から見ても適任だった。


