(※写真はイメージです/PIXTA)

ヨーロッパ屈指の観光大国・スペイン。好調な観光業に加え、EU復興基金の活用や労働市場改革による内需拡大を背景に、2024年は「3%超」の成長率を記録するなど、EU内でも突出した経済成長を維持しています。しかし、2024年、政府は「ゴールデンビザ制度」の廃止を決定。その理由について、本記事でくわしくみていきましょう。

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ヨーロッパ屈指の観光大国スペイン

スペインはイタリア、フランスと並び、欧州の観光地としてトップ5に入る高い人気を誇ります。地理的にも南欧に位置することから、ギリシャ、イタリア、ポルトガルなどとともに「避寒地」としても根強い人気があります。

 

また、スペインはEU加盟国でありユーロ圏に属しています。「シェンゲン協定(Schengen Agreement)」の加盟国でもあるため、欧州諸国間を国境検査なしで移動できる点も、旅行者にとって大きな魅力となっています。

 

“経済危機”から一転、近年突出した成長を続けるスペイン経済

1975年のフランコ総統の死後、スペインは政治体制の転換と経済危機の克服という2つの大きな課題に直面しました。その後、1986年にはポルトガルとともにEC(欧州共同体)へ加盟しています。

 

なお、ノルウェーが現在もEUに加盟していない理由として、スペインのような経済的に脆弱な国の救済を拒否したためという説もあります。

 

しかし現在では、欧州全体がドイツを中心に低調な経済状況にあるなかで、スペインは2024年に3%を超える成長率を記録するなど、突出した成長を続けています。その背景には、堅調なインバウンド需要やEU復興基金の巨額な割り当てによる投資拡大、移民流入や労働市場改革に伴う消費の増加など、複数の要因が重なっています。

 

ちなみに、世界で使用されている言語の話者数ランキングは以下のとおりです。

 

第1位:英語……約11億8,645万人(25.9%)

第2位:中国語……約8億8,845万人(19.4%)

第3位:スペイン語……約3億6,368万人(7.9%)

第4位:アラビア語……約2億3,742万人(5.2%)

 

このように、スペイン語は世界で広く使用されており、中南米の同一言語圏からの移民流入も期待されています。

 

他方、内政面ではスペイン憲法により広範な地方自治が保障されています。しかし、バスク地方やカタルーニャ地方など、独自の言語や歴史を持つ地域では、より強い自治権や独立を求める動きもみられます。

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