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「母さんの面倒はみられない」突き放した長男
Aさんが家を出てから、父が亡くなったときでさえ実家に戻ることはなく、母との連絡も絶っていました。頼る身内もいないなか、大企業に就職したAさんは仕事に没頭しました。
母が独り身になって5年が過ぎたある日、突然電話がかかってきました。地域包括支援センターの職員からです。
「アパートで一人暮らしのお母様の足腰が弱り、認知症も発症されています。一度、今後のことについて話し合ってください」
Aさんの心の中に、もはや「両親」という文字はありませんでした。奨学金の返済もあり、母を施設に入れる余裕などありません。都内に呼んで同居しようにも、仕事が忙しく介護など不可能。なにより、あの貧しい幼少期を強いた親への恨みが消えていませんでした。
「面倒はみられない」その一言をはっきりと伝えるためだけに、Aさんは十数年ぶりに実家を訪れました。そこには、家族に見放され、古びたアパートで孤独な晩年を過ごす母の姿がありました。
母は、借金返済のためになにもしてやれなかったことを詫びました。そして、意外な事実を口にします。「父さんの借金は、働いて全額返済したの。その後も働き続けて、少しだけど蓄えもできている。財産はすべて帰ってきてくれたあなたに渡すから、一緒に暮らしたい」69歳になった母の収入は、月額わずか10万円ほどの年金のみ。その爪に火をともすような生活から借金を完済し、さらに息子と暮らすための貯蓄まで捻出していたのです。
しかし、Aさんの決意は揺らぎませんでした。「仕事が忙しいから無理だ」そういって、逃げるように実家をあとにしました。
ヘルパーに託された手紙の中身
さらに5年後。「お母様が亡くなりました」と連絡が入りました。電話の主は、母の家に通っていたヘルパー。葬儀を終えたあと、ヘルパーから一通の手紙を手渡されました。母が最期まで肌身離さず持っていたというその手紙を開封すると、そこには強烈な「意思表示」が記されていました。
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