12月3日の日経平均株価は、前日の米国市場における利下げ観測を背景とした株高の流れを引き継ぎ、上昇して寄り付くと、その後上げ幅を拡大。日経平均株価は一時800円超上昇し、5万円台を回復する場面もみられました。もっとも、その水準では戻り待ち売りも出やすかったとみられます。加えて、国内長期金利が上昇するなか、指数は上昇幅を縮小させ、前日比561.23円高の49,864.68円で取引を終えました。
日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが81銘柄、値下がりが142銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、レーザーテック〈6920〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、TDK〈6762〉、ファーストリテイリング〈9983〉、イオン〈8267〉、コナミ〈9766〉、ファナック〈6954〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は21億1,600万株となり前日と比べて減少、売買代金は5兆4,222.08億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、サービス業、不動産業、電気機器、情報・通信などが上昇した一方、銀行業、小売業、電気・ガス業、陸運業、その他製品が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がSCREENホールディングス〈7735〉で+1,030円(+7.92%)の14,035円、2位がレーザーテック〈6920〉で+2,070円(+7.33%)の30,310円、3位がFOOD & LIFE COMPANIES〈3563〉で+474円(+6.76%)の7,481円となりました。
一方下落率は、1位がペプチドリーム〈4587〉で-209.5円(-12.53%)の1,462.5円、2位がUACJ〈5741〉で-202円(-9.87%)の1,845円、3位がチェンジホールディングス〈3962〉で-94円(-8.61%)の998円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは35銘柄、年初来安値を更新したのは27銘柄でした。
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