「報告」を忘れると受け取れないことも…
このように、かなり便利に活用できる「業務改善助成金」ですが、注意点もあります。
助成金の対象は、交付決定後に発生した費用のみです。事前に設備投資してしまうと対象外になるため、タイミングに注意が必要です。
また、業務改善や賃上げ実施後は報告書の提出が必須です。計画変更や中止、延期があった場合も、その都度書類提出が必要となります。提出を忘れると助成金が受け取れなくなる可能性があるため、注意が必要です。
加えて、助成金は予算の範囲内で運用されるため、突然打ち切られる可能性もあります。申請は早めが確実です。
業務改善助成金を上手に活用すれば、賃上げと生産性向上を同時に実現することができます。申請を検討している方は、早めに要件を確認し、準備を進めてみてはいかがでしょうか。
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黒瀧 泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士
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