外資系IT企業で部長職を務め、年収1,400万円。都心のタワマンに妻と娘と暮らす中山さんは、人も羨む順風満帆な人生を歩んできました。ところがある日、本社から届いた一通のメールが、平和な毎日を変えることに……。中山さんが家族に隠していた“切ない出勤”とは? 見ていきましょう。

順風満帆な人生を歩んできた外資系会社員、戦慄の事態

中山俊介さん(仮名・52歳)は、外資系IT企業の部長として働いていました。年収は約1,400万円。1億円を超える都内のタワマンに妻と高校生の娘と暮らし、休日はドイツ製の愛車で出かけるのが何よりの楽しみでした。

 

それまで、挫折という挫折なく順風満帆に生きてきた中山さん。ですが、ある日、本社から届いた一通のメールが、中山さんの人生を大きく変えました

 

――日本支社も含めた構造改革に伴い、マネジメント職の削減を行う――

 

要約すると上記のような内容でした。あまりに突然の人員削減の実施。そのうえ、中山さんも対象だったのです。

 

外資系に勤めている以上、こういうこともあり得る……そう思っていなかったわけではありません。ですが、「なんだかんだいって自分は大丈夫だろう」と、現実になることを想定していませんでした。

 

「こんなこと、妻にどう話せばいい? 娘にもなんて思われるか」

 

妻は週3日、アパレル会社の事務パートで働き、家のことも無理なくこなす生活。娘は私立高校に通っています。中山さんの収入で“よい暮らし”をするのが普通の中で生きてきた2人に、なんといえばいいのか……。

 

実際の退職までには2ヵ月ほどの猶予があり、その間に残務処理をしたり、退職金の説明を受けたり、転職先を探したりと、忙しない日々を送っていた中山さん。しかし、52歳での転職事情は想像以上に厳しいものでした。

 

「自分のキャリアにマッチしたポジションは滅多にないし、あっても収入が激減する。いいなと思ったところは書類すら通らない……」

 

そう溜息をつく中山さん。転職エージェントからは「年齢的に、現状維持の条件で転職は厳しい。希望年収を落としてみてはいかがでしょうか」とアドバイスされましたが、生活レベルを下げることを受け入れられず、プライドもあり、妥協することができません。

 

結局、転職先が決まらないまま退職日を迎えることに。そして、その翌日から中山さんの切なすぎる“朝の出勤”が始まりました。

 

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