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猫と穏やかな日々を送っていたが…
神奈川県内で暮らす浜島美佐子さん(68歳・仮名)は、6歳になる猫のミントと二人暮らし。数年前に夫を亡くし、自身も定年を迎えてからは友人の経営する事務所を週に数日手伝いながら、静かな生活を送っています。
「朝起きて掃除をして、ミントと遊んで、午後は近所の喫茶店でコーヒーを飲む。誰にも気を使わない時間が、本当に幸せなんです」
そんな穏やかな日々の中で、美佐子さんの心をざわつかせるのが、長男の妻の存在です。
長男(35歳)は都内のメーカーに勤務し、妻(34歳)と4歳の息子と3人暮らし。世帯年収は600万円ほどだそうです。お嫁さんは「都内で暮らすのは本当に大変」とよくこぼすそうですが、それを聞くたびに美佐子さんは心の中でつぶやいてしまうのだといいます。
「だったらあなたも働けばいいのに、って。自分で解決しようとせず、何でも人に頼る姿勢がどうも好きになれないんです」
結婚当初こそ「お義母さま」と程よい距離感で、慕ってくれていたお嫁さんですが、最近は少しずつ距離を詰めてくるようになり、美佐子さんにとってはそれが負担になっていました。
「『お義母さま、ランチ行きませんか?』と誘ってくることもありますが、自由が丘まで出かけて行って、結局ランチ代は全部こちら持ち。相談と言われても大した内容ではなく、こちらの意見は聞かない。表面上は丁寧でも、どこか計算高さを感じてしまうんです。こちらのお金や横浜の家を目当てにしているのが見え隠れするのが、どうしても下品に思えてしまいます。息子もなんでこんな女性と結婚したのかと、正直思いますね」と嘆きます。
