10月17日の日経平均株価は、米地方銀行の信用不安問題を背景に円高か進むなか、海外投資家による指数先物売り主導で下落、前日比695.59円安の47,582.15円で取引を終えました。米国では銀行業界の健全性を巡る懸念から金融株が下落、この日の東京市場でも銀行株に売りが波及しています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが45銘柄、値下がりが177銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、リクルートホールディングス〈6098〉、日東電工〈6988〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、任天堂〈7974〉、イオン〈8267〉、KDDI〈9433〉、花王〈4452〉、住友金属鉱山〈5713〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億9,300万株となり前日と比べて増加した一方、売買代金は5兆0,952.63億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、食料品、水産・農林業、倉庫・運輸関連業、パルプ・紙などが上昇した一方、保険業、銀行業、証券業、電気・ガス業、石油・石炭製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がエムアップホールディングス〈3661〉で+186円(+10.51%)の1,956円、2位がツガミ〈6101〉で+176円(+7.23%)の2,610円、3位が三井E&S〈7003〉で+310円(+6.75%)の4,900円となりました。
一方下落率は、1位がLink-Uグループ〈4446〉で-203円(-15.51%)の1,106円、2位がオープングループ〈6572〉で-36円(-9.84%)の330円、3位が東京製鐵〈5423〉で-123円(-8.30%)の1,359円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは19銘柄、年初来安値を更新したのは19銘柄でした。
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