(※写真はイメージです/PIXTA)

副業やフリーランスといった柔軟な働き方が広がり、会社に縛られず収入を得る人が増えています。中には複数の仕事を掛け持ちし、正社員以上の年収を得る非正規雇用者もいます。しかし、目の前の収入はあっても、「将来への安心」とは必ずしも結びつかないのが現実です。特に“老後の年金”に不安を抱える人は多く、ある日ふと気づく「制度の壁」が、働き方そのものを見直すきっかけになることもあります。

「収入はそこそこ。でも年金がもらえる気がしない」

「毎月40万円近く稼いでいても、なんだか不安なんです。将来、自分が“老後破産予備軍”かもしれないと思ったら、ゾッとして」

 

そう語るのは、都内で暮らす40代後半の女性・田村彩子さん(仮名)。契約社員として週5日勤務しながら、週末や夜にはライティングや画像編集の副業もこなしています。

収入面だけを見れば、年収520万円。独身一人暮らしとしては悪くない数字です。ところが最近、確定申告の手続き中に「このままで本当に大丈夫?」と不安が募ったといいます。

 

「副業を始めたのはコロナ禍のときです。契約社員の収入が不安定で、将来が見えなかった。もともと文章を書くのは好きだったので、Web記事のライティングや写真の切り抜きなどを受けるようになりました」

 

在宅でできる副業が軌道に乗り、2024年度の収入は本業とあわせて約520万円に到達。「ここまで来れば、貯金もできるし生活は安定している」と感じていたそうです。

 

ところが今年の春、税理士に頼んでいた確定申告の資料を見て、あることに気づいたといいます。

 

「あれ…? 年金、ほとんど増えてない?」

 

「源泉徴収票を見て、ふと思ったんです。副業って全部“事業所得”扱いだから、厚生年金には反映されないんだって」

 

本業の契約社員としては、社会保険に加入しているものの、支給額の目安は月10万円台後半。「これで老後、やっていけるのか?」と初めてリアルに考えたと語ります。

 

副業分の稼ぎは老後の年金額には加算されず、さらに国民年金への追加加入などもしていないため、現状では「老後資金は自助努力に頼るしかない」と感じたそうです。

 

 \1月20日(火)ライブ配信/
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