(※写真はイメージです/PIXTA)

都心のタワーマンションは、立地や設備の面から「資産価値が高い」「老後も安心」と考える人も少なくありません。とくに共働き世帯にとっては、交通利便性や管理の手間が少ない点でも人気があります。しかし近年では、「老後を見据えると不安」「売却のタイミングが難しい」との声も増えてきました。築10年のタイミングでタワマンを手放し、郊外の戸建てに移り住んだ50代夫婦。決断のきっかけは“ある気づき”と“管理費の通知”だったといいます。

「現金化」することで“老後の資金計画”も一新

松岡さんは「資産価値」という言葉の意味を、初めて実感したと話します。

 

「数字上の価値があっても、それを現金化できなければ意味がない。売却することで“住宅ローンのない生活”が手に入ったのが何より大きかったですね」

 

郊外戸建てに移ったことで、固定資産税は半分以下に。管理費もかからず、老後にかかる住居関連費が大幅に削減されました。

 

「結果的に“老後に必要な資金”が少なくて済むようになったんです。そのぶんを趣味や旅行に使えると考えると、気持ちにも余裕ができました」

 

一般的に、老後にかかる住居費は「賃貸 vs 持ち家」の比較で語られることが多いですが、持ち家であっても管理費や修繕費、固定資産税などの維持費は必要です。

 

とくに分譲マンションの場合、築10年以降に修繕積立金が大幅に増額されるケースが多く、年金生活に入った後では負担感が強まることもあります。

 

また、タワーマンションのように大規模・高機能な物件ほど修繕費が高額になる傾向があり、住民間の合意形成や管理組合の財務状況も、将来の居住性に大きく影響します。

 

「マンションが悪かったとは思っていません。でも“資産”として考えたとき、売りどきはあったなと思います。築10年で動いて、本当によかったです」

 

そう語る松岡さんは現在、地元の町内会活動にも参加しながら、戸建て暮らしを楽しんでいます。

 

タワマンに住むことは、一種のステータスでもあります。しかし“住む場所”を“お金”として捉え直すことで、老後の不安が減ることもあるのかもしれません。

 

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※本記事のインタビューではプライバシーを考慮し、一部内容を変更しています。

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