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経営者としての終わり方
母にお茶屋を継ぐように言われた時、最初は嫌だと思いました。しかし今は、あの時、会社員を辞めて商売を始めて本当に良かったと思っています。
経営者になって何が良かったかというと、一つには周囲に綺麗事を言わなくて良くなったことです。あと、自分の頑張った評価を自分でできることです。これは自分で評価するというよりも、私が頑張った成果は、お店の評判であったり、店の収益であったり、百貨店から新たに店舗を出しませんかと声をかけていただくことでダイレクトにわかります。それが何より嬉しいのです。
年齢を重ねていくと、それまでこだわっていたプライドや出世欲、野心など、いろいろなものがいらなくなり、内面がとてもシンプルになっていきます。そうすると、がむしゃらに頑張っていた時には見えなかったことが見えてきます。体の動きは年々鈍くなっていきますが、いろいろなことに気づけるようになってくると、ますます商売が面白くなっていきます。
数年前、ワコールの同期を見かけました。現役時代の彼は、ものすごく輝いて見えて、かっこいいな、自分はあのまま会社にいても彼のようにはなれなかっただろうなと思ったほどでした。それが引退した彼は普通のおじさんになっていたのです。その時、サラリーマンは、背広を着て会社を背負っているからこそ輝いて見えるのだと感じました。
私の経営者としての終わりはどうなるのでしょうか。もしかしたら、仕事をしながら人生の終わりを迎えることになるかもしれません。
もしそうだとしても、悔いはありません。
でもそこまで自分が頑張れるかどうか、自信がないです。欲を言えば、少しずつ息子と娘に事業を承継しながら、子どもたちが店のことなど、私に相談しに来てくれたら嬉しいです。
「お父さんが持ってきてくれた新店舗の話、今こういう状況なんですけど、これ、お父さんだったらどうします?」
「それはこうしたらええわ」
そんなふうに会話をしながら、自分にできることを続けていきたいと思います。
遠藤 弘一
株式会社圓堂
代表取締役
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