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コロナ禍での対応
2020年、新型コロナウイルスにより、世界は大きなダメージを受けました。アメリカはロックダウンで、ビバリーヒルズ店は営業することができません。これはもうどうしようもないと思いました。問題は、本店のある日本です。
百貨店は百貨店そのものが営業できないのですから、これもどうしようもありません。本店は、営業することは可能ですが、一旦、自粛しました。その後、しばらくは新聞などで状況を見ていたと思います。そうすると、このままでは飲食店の収益がこれまでの3割くらいにまで落ち込んでいくというようなことがわかってきたのです。ゾッとしました。同時に、これからどうしたらいいのだろうと不安な気持ちになったことを覚えています。
そんな時、「安心・安全なお届け」という言葉が、新聞やニュースで目につくようになりました。
「これだ!」そう思った瞬間に、私は動き出しました。まず軽自動車を二台購入し、「近畿圏どこでも配達します」という形でデリバリー事業に着手したのです。
次はお届けするお弁当作りと、新聞などを使った宣伝です。新聞広告は、京都新聞と読売新聞をメインに、全五段広告を使ってとにかく知れ渡るように大きく掲載してもらいました。さらに、デリバリー用のホームページを作り、それをもとにチラシとポスターを作成します。ポスターは店の前に張り、チラシはご挨拶文を添えて顧客の方々にお送りしました。
ここまでを2週間でやりきりました。
広告を出す際は「安心、安全にお届けします」ということを大きく打ち出したと思います。それまで「天ぷら圓堂」はお持ち帰りのお弁当は実施していなかったので、お弁当作りはゼロから行いました。
なぜここまで急ぎでデリバリー事業を進めたのかというと、コロナが騒がれ出したのは、2020年の2月頃。「天ぷら圓堂」はゴールデンウィークが例年とても忙しくなります。このままだと、この年のゴールデンウィークは自粛となってしまうだろう。だったらその時期に、それまで当たり前に外出して、「天ぷら圓堂」で食事をしてくださっていた方々に、家にいながらにして、ウチの美味しい料理を食べることができるようにお届けしたかったのです。

