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ゼロから立ち上げたデリバリー事業
お客様にお届けするお弁当作りは、従業員全員で作り上げていきました。お弁当の種類は全部で4種類くらいで、見た目も、この時できる「天ぷら圓堂」らしい美しさを考えて作りました。板前さんたちが料理をし、仲居さんたちが折り詰めに詰めます。その折り詰めの梱包などは本店(西邸)のお座敷を使って行い、準備ができたら私を筆頭に、事務所にいるメンバーで配達に行きます。
配達する車には抗菌加工を施し、配達するメンバーには私も含めてマスクの着用はもちろん、ネクタイをし、店の名前の入った白い割烹着を着て、白い手袋をするということを徹底しました。
当時、このお弁当を注文してくださったのは、京都と大阪の近郊都市。多かったのは、枚方、高槻、寝屋川といった辺りの方々でした。家族で食事をという方は4個くらいから、法事で出すためとして結構な数を注文してくださる方もいました。ほかにもビジネスでの会食で依頼してくださる方もいたと思います。初めは2個、3個から配達を行っていましたが、だんだん注文数が増えていき、申し訳ないと思いつつ、お届けする数は少しずつ増やしていただくようになりました。
その結果、本店の売り上げは、例年の3割減くらいのダメージで抑えられたのです。ただ、この時は新聞の広告費や料理を入れる折り詰めの料金などを少しでも安くなどと考えている余裕はまったくありませんでした。とにかく1日も早く形にして売っていこう。それしか考えられなかったのです。
でも頑張ったおかげで、近隣の方々やお客様から「圓堂さん、対応早いね。お弁当を始めた時はびっくりした」と言われたり、「圓堂さんの料理を自宅で食べられるなんて幸せです」と言っていただけたりして嬉しかったです。

