(※写真はイメージです/PIXTA)

自宅に住み続けながら、年金にプラスして生活資金が手に入る「リバースモーゲージ」。持ち家はあっても現金収入が少ない多くの高齢者にとって、魅力的な制度にみえるでしょう。しかしその裏には、人生の最終局面で自宅を失うことにもなりかねない、深刻な落とし穴があります。本記事では、FP相談ねっと・認定FPの小川洋平氏が、佐藤由美さん(仮名)の事例とともに、リバースモゲージの落とし穴について解説します。

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利用者が急増するリバースモゲージ契約

実際、リバースモーゲージの利用はここ数年で急増しています。2020年度には、全国の信用金庫や金融機関での契約件数は1万件を超え、今後さらに増加が見込まれています。

 

しかし、金融庁が実施した調査では「契約内容を十分に理解せずに契約していた」という声も少なくありません。また、契約時に配偶者への居住継続条項が付されていなかったことが原因で、配偶者が住まいを失うケースも報告されています。

 

老後資金が不十分な状態で高齢期を迎える人が増えている現代において、リバースモーゲージは確かに一つの選択肢となり得るでしょう。

 

ただしその前に、自身の資産・支出・収入の全体像をしっかりと把握し、「どのように暮らし、どの程度のお金が必要なのか」を可視化するライフプランニングが不可欠です。そして、そのプランに合わせて、本当に自宅を手放さないほうがいいのか、リフォームや住み替えも含めた選択肢を改めて考え、「住まいとお金」の最適解を探るべきでしょう。

 

リバースモーゲージは万能ではありません。制度の仕組みとリスクを正しく理解し、慎重に選択することが、後悔しない老後への第一歩です。

 

 

小川 洋平

FP相談ねっと

ファイナンシャルプランナー

 

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