(※写真はイメージです/PIXTA)

しっかり者だった親が、年を重ね、まるで人が変わったようになってしまった……。辻褄の合わない言い訳、隠し事、そして、これまでの姿からは想像もつかない不可解な行動。それは、ただの“老化”や“頑固”で片付けてはいけない、隠れたSOSのサインかもしれません。本記事では、Aさんの事例とともに、高齢親の異変について、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。

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400万人超が認知症…親のために、子ができること

「認知症」とは、さまざまな病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に変化し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。

 

厚生労働省の調査によると、2022(令和4)年度時点で、認知症患者は443万人(約12%)、認知症予備軍ともいえる軽度認知障害(注)の方は559万人(約16%)とされ、両者を合わせると、3人に1人が認知機能に関わる症状を抱えていると推計されています。

(注) 軽度認知障害の方全員が認知症になるわけではありません。

 

認知症の症状は「物忘れ」だけではありません。Dさんのように、判断力が衰えたり、不安感が強くなったり、一つのことに強く固執したりと、その現れ方はさまざまです。元気なときは「うちはまだ大丈夫だろう」と思うかもしれませんが、たとえ認知症でなくとも、老いとともに変化は必ず訪れます。

 

いままでとは違う言動や生活の異変を感じたら、1人で悩まず、家族や友人、地域包括支援センター、専門の医療機関などに相談するようにしましょう。

 

父が守りたかった「誇り」と、娘が守るべき「命」。その両方を大切にするためにも、まずは家族が病気について正しく知ることが、その第一歩となるのです。

 

〈参考〉

・厚生労働省「65歳以上の高齢者における認知症の現状(令和4年(2022年)時点の推計値)」
https://www.mhlw.go.jp/content/001279920.pdf

・政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」
https://www.gov-online.go.jp/article/202501/entry-7013.html

 

 


三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシアFP

代表

 

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