(※写真はイメージです/PIXTA)

しっかり者だった親が、年を重ね、まるで人が変わったようになってしまった……。辻褄の合わない言い訳、隠し事、そして、これまでの姿からは想像もつかない不可解な行動。それは、ただの“老化”や“頑固”で片付けてはいけない、隠れたSOSのサインかもしれません。本記事では、Aさんの事例とともに、高齢親の異変について、社会保険労務士法人エニシアFP代表の三藤桂子氏が解説します。

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定年後は教育ボランティア…元教師の父の身に起こった「変化」

都内の中小企業に勤める50歳のAさんは、夫と息子との3人暮らしです。実家では、母を早くに亡くした父Dさんが1人で暮らしています。

 

就職後、都内の賃貸住宅に住んでいたAさんは、結婚・出産をきっかけにマイホームを検討。ひとり娘のAさんは、「いずれ自分が実父の介護をするかもしれない」と、夫に相談のうえ、郊外の実家近くにマンションを購入しました。夫の両親の介護についても不安はありましたが、妹が両親の近くに住んでいるそうで、Aさんの親を優先に考えてくれたそうです。

 

父Dさんは、現役時代は教師として定年まで教壇に立ち続け、たくさんの教え子だけでなく、後輩教師たちからも慕われていた人です。

 

公的年金は約270万円で、年金だけでも日常生活は賄えます。しかし、退職後も教職を活かし、近所の公民館でいわゆる「鍵っ子対策」の一環としてボランティアを開始。小学生の子どもたちに書道や英語の指導をするなど、精力的に活動していました。

 

そんな父の暮らしに変化が訪れたのは、半年前のことです。

 

80歳になったDさんに大腸ガンがあることが判明し、手術を行うことに。元来病院嫌いのDさんは発見が遅れ、ガンが進行していました。手術は無事に成功したもののリハビリが長引き、高齢での手術だったこともあり、体力は著しく衰え、ボランティア活動を辞めざるをえませんでした。

 

社交的な性格で、長年、家より外で過ごす時間のほうが圧倒的に多かったDさん。そんなDさんが、リハビリ以外はほとんど家で過ごすようになり、思うように体が動かないこともあって、つけっぱなしのテレビをただぼーっと眺めるだけの毎日を繰り返すようになりました。

 

Aさんはそんな父のことを心配していましたが、平日は仕事と家事で忙しく、父の様子をみにいけるのは週末だけ。そのため、手術後の父の“異変”に気づいたのは、思いもよらない出来事が起きた“あと”でした――。 

 

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