モノ・人・お金、極端に削ることのリスク
さまざまな想定外が続いた後、Cさんは、少しずつ暮らしを見直しています。65歳で年金生活に入るまであと10年。その間に貯えを増やそうと、正社員で賞与がある職を探し始めました。
母については要介護認定を受け、介護サービスを最大限に利用。Cさん自身は母の家に同居することで、家賃や光熱費を一本化し、生活費を圧縮するほか、医療費や介護費に備えて、専用の予備費も設定。
さらに、絶っていた人間関係も少しずつ修復中。「たくさんの人間関係はいりませんが、ちょっとした不安を話せる相手が、たった1人いることがすごくありがたい」そう実感しているそうです。
「自分の世界で小さく暮らすあの生活は、すごく心地よかった。メリットはたくさんあります。ただ、健康や周囲の安定があってこそかな。私の場合、変えざるを得ないタイミングが来たんですね。今は母がいますが、そう遠くないうちに一人になる日が来る。その時のために、お金はもちろん心の準備をしておかなければと思います」
どんな暮らしも、自分に合っていれば幸せです。ただし想定外に備える準備を怠ると、突然の病気や介護で生活は一変します。
快適な生活を守るためには、ミニマルであることと、もしもの備えを両立させること――それが、安心して年齢を重ねるための大切なヒントなのかもしれません。
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